経営戦略コンサルの洞窟

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エース級

2009-09-05 22:06:50 | Weblog
日本企業におけるエース級の人とはどのような人なのか?

クライアント先での観察の結果、無理難題を吹っかけられて、それに答えることができる人である。
それを判断する材料として、各部署で仕事ができそうな人を、経営企画、社長室、秘書室などに上げる。

社長を中心として、思いつきでその人たちに特命で何かをやらせる。結果が出ればOKである。
何かとは、ゼロから特定の海外市場の開拓のような経営的なものであったり、特定のサプライヤーと結んでしまった契約を無理くり解約する、社員のスキャンダルを隠す、パーティーに1000人集める、的な無茶苦茶なときもある。その中で、ある種の問題解決能力と実行量が試されるわけである。これが必要条件だ。

やっていることの会社のインパクト、正しさが重要なのではない。言われたことに頭を使って正しい答えを出してあげることでもない。要求に対して結果を出せたのか?が問題なのだ。

この中で更に、そもそもやることが経営的に正しいことが思いつける人が十分条件を満たし、上に上がっていくのだろう。


コンサルのプロジェクトでも似たような状況は起こる。とにかくこのつべこべ言わずこの分析をしろ、このデータを取って来い、この仮説を証明しろ、的なところである種の問題解決能力と実行力が身についていくのである。

ここでつべこべ、「そもそもー」などとグダグだ言っているようでは折角の成長チャンスを逃してしまうのである。コンサルとしてそもそもは最も重要なのだが。

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