“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『ラ・ラ・ランド』の巻

2017-03-09 | 劇場鑑賞した映画

ゴールデングローブ賞 史上最多7部門受賞
ラ・ラ・ランド

2017年2月26日(現地時間)
第89回アカデミー賞の発表および授賞式。
作品賞の本命視をされていたのは
ゴールデングローブ賞において
史上最多7部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』
結局 オスカーを獲得したのはムーンライト』だった。
この作品賞の発表の際に前代未聞の珍事(!?)が発生
『ラ・ラ・ランド』はぬか喜びとなってしまったのだ。

STORY  ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・

オーディションに落ちてへこんでいた女優志望のミア。
ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで
ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。
あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに
80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会したミア。
初めての会話でぶつかりあう2人だったが
互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく・・・。
 ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・

『セッション』一躍注目を集めたデイミアン・チャゼルが
監督と脚本を務めたラブストーリー
エマ・ストーンライアン・ゴズリング主演で描いた
なのだ
売れない女優の卵&ジャズピアニストの恋のてん末を
往年の名作ミュージカル映画を彷彿させる
華麗な音楽ダンスで表現した作品
『セッション』でチャゼル監督とタッグを組んみ
アカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演してる。


ミュージカル作品に苦手意識のある方々も多いことでしょう。
ワタクシもそのひとりだったのだ
悲しいときも 苦しいときも 「なぜ歌って 踊るの
?」って
思ってしまうタイプだったのよ。ワタクシ...
なんとなくの突如感が受け入れられなくてぇ
だけれど 今は抵抗感はありませ~ん

夢追い人が集まる街。L.A.(ロサンゼルス)が舞台。
夢を追うには本当に様々な試練と葛藤がある。
それは燃え上がろうとしている二人の恋愛においても。。。
この作品は 歌って、踊って、ハッピー! ってな作品ではない。
どちらかというと悲哀モノなのだ。
生活するために本来求めている音楽とは異なる
売れ線のバンドに加入するセバスチャン。
一方 オーディションに落ち続け 才能の限界を感じる女優ミア。
色んな意味で‘妥協’を突きつけられ葛藤する悲哀
そして その葛藤の故に 二人の間に起きるすれ違い。
燃え上がって夢に突き進むハズの二人の関係に起こる悲哀
‘胸キュン’ よりは ‘ハラハラ ” させられる感じ。


個人的にはラスト15分が凄く良かった
“タラレバ”を表現したシーンなのだが
つかんだ幸福、失った幸福
ラスト15分に見事に描かれている
なんとも愛おしくて...。なんとも切ない...。

ラストのミア(エマ・ストーン)の微笑がまたイイんだよ

 ★★★★☆ < 星4.0ツ>


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南紀白浜の旅 第4巻〔ポルト... | トップ | 『彼らが本気で編むときは、... »
最新の画像もっと見る

劇場鑑賞した映画」カテゴリの最新記事