“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『彼らが本気で編むときは、』の巻

2017-03-16 | 劇場鑑賞した映画

『かもめ食堂』の荻上直子監督 最新作
彼らが本気で編むときは、

ぴあ調査による2017年2月24日・25日の
“ぴあ映画初日満足度ランキング”において
賞レースで大注目だった『ラ・ラ・ランド』を抜いて
第1位に輝いた『彼らが本気で編むときは、』
気になっちゃう感じぃ___と いうことで劇場へ

 
11歳のトモは母親のヒロミと2人暮らし。
ある日 ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。
ひとりぼっちになったトモは叔父マキオの家を訪ねると
恋人リンコと一緒に生活していた。
トランスジェンダー(元男性)のリンコは
トモに美味しい手料理をふるまい優しく接し
母親のヒロミ以上に自分に愛情を注いでくれる。
家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが・・・。
  ・

『かもめ食堂』や『めがね』などの荻上直子監督が
5年ぶりにメガホンをとった最・新・作
トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ
リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す
奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ
女性として人生を歩もうとするトランスジェンダーの
主人公リンコをジャニーズでは異色存在 生田斗真クンが
その恋人マキオをアーティストとしても活躍する桐谷健太クン
育児放棄されたトモを柿原りんかチャンが演じている。
その他に トモの母親役にミムラ サン。
リンコの母親役に田中美佐子サン
小池栄子サンにお亡くなりになられたりりィサン
若手注目株の門脇麦チャンなどが脇を固めている。

アイドルデビューをせずに
俳優畑で役者稼業をする異色のジャニーズ生田斗真クン。
今回はトランスジェンダーという難しい役どころに
果敢にチャレンジしている姿勢に天晴れ!
正直言うと ストーリー序章部分では
リンコを演じている斗真クンに違和感アリアリだった
でも これがトランスジェンダーに対する
ワタクシの偏見的視覚なんだなぁ...と。
不思議と ガタイが良い 斗真クンが
ストーリーが展開するにあたり
リンコに見えて来ちゃうのだ
また恋人マキオ役の桐谷健太クン。
リンコの全てを受け入れるチョット抑えた感じの役で
素敵な役者さんじゃない? 。。。って思っちゃったよっ


この作品は荻上直子監督が手掛けたオリジナル脚本
ワタクシ『バーバー吉野』がすごく印象に残っていて
『かもめ食堂』『めがね』などの作品も大好き
つまり荻上直子監督作品が気になるのである
もちろん監督としても優れた方だが
オリジナルで手がける脚本力。
キャラクターたちが見事に愛おしく描かれている。
愛おしくて...。もの悲しくて...。滑稽で...。
普遍的な日常を描いているのだろうが
繊細に描かれている人物像に
のめり込まざるを得ないのだ感心

LGBTをテーマにした作品なので
お堅目の社会派作品を想像される方もいるでしょう。
でも 全く違いマス 普遍的な日常を綴った
おかしくて。悲しくて。笑って。泣ける。
色々。。。様々。。。思いが込み上がってくる
人間を描いた優しい作品だったよぉ
 ★★★★☆ 星4.5ツ>


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