最近の出来事

ニュースや新しいテクノロジー、サイエンスについて感じること。

Final Cut Pro X 発表の動画が YouTube に投稿されている。

2011-04-14 00:21:18 | 日記

新しいファイナルカットX (new Final Cut Pro X at FCP Supermeet)

NABにおけるファイナルカット Xの発表が動画として投稿されている。
いつ除去されるかわからないので早めに見ておいた方が良いのではないだろうか。
ここに紹介したい。

まず、第一部は仕様の説明でしめられている。

いかに速いかを、最新技術への対応という形で説明している。
(64-bit, cocoa, OpenCL, Grand Central Dispatch 等)

聴衆に一番受けたのは8分22秒のレンダリングウィンドウが消滅する部分。
No more rendering

クリップ取り込み時において、速度を生かした様々なトリックが紹介されている。
上記動画で10分過ぎくらいからだ。

  • Content auto analysis
  • Media detection
  • Image stabilization
  • People detection
  • Shot detection
  • Color balance
  • Audio cleanup

これらは次のクリップの整理につながる重要な役目を果たす。
新バージョンではクリップをキーワードや内容によって整理整頓する。
さらにスマートコレクションの機能まで付いている。
それぞれのクリップも10秒ごとのプレビューが表示されるので目的の場面を探すのが容易になった。

編集についても、いわゆるグルーピング機能が著明に進化した。
そして一番のお気に入りが Magnetic timeline と Inline precision editor だ。
前者のおかげで、シンクを気にせずに編集に専念できる。
後者はクリップのつなぎ目を正確に且つ簡便に編集するのに役立つ。
上記動画で19分と23分過ぎにそれぞれデモされている。

第2部では実際に編集作業をデモして見せている。

第一部で説明された種々のグルーピングが実際に示されている。
お気に入りのマグネティック・タイムラインも威力を発揮している。

音声の編集についてもこれまで時間のかかっていた細かな調整が一発で決まるようになった。
例えばフェード・インでは音量が直線的に増加するのか、加速度的に増加するのかを簡単に設定できる。
フレーム速度にしても、編集する範囲を決めてドラッグで簡単に調整できる。
このように細かな編集が簡素化されたことがわかる。

これまでFCPを使っていた人はきっと歓喜の涙を流すくらいの大きな改良がなされた。
「$299という価格が発表された瞬間」の聴衆の反応が全てを語っている。
(上記動画の25分52秒時点)

もう、何はともあれ買うことを決めてしまった。
後は発売を待つのみ。