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電子機器の分野での韓国勢の台頭 (Macbook Air & SSD)

2011-04-16 19:51:54 | 日記

去年の iFixit による解体(10月)では、MacBook Air のSSDは東芝製 Blade X-gale だった。
今年のマックエアは去年のモデルよりもディスクの読み書きが速いと掲示板で話題になった。
有志が持ち寄った自己速度診断の結果はそれを裏付けるものだった。
Anandtech によると、SSDがサムスン電子製に変更になった可能性が高いという。

  1. 製品番号がTS128CからSM128Cにかわっている。
  2. サムスン電子はアップルと取引がある。

という理由だ。

スペックを見ると、読み書きがそれぞれ 210/176 (MB/s) から 260/210 (MB/s) へと向上している。
サムスン電子の製品の方がが東芝製品よりも性能が良い。
アップル社が切り替えるのも納得できる。

今回の震災で世界的に各種部品の供給不足が起きた。
それを持って日本の存在感を示したといわれる。
確かに自動車関連については影響が大きく、特に日本のメーカーは打撃を受けた。
GMも一時工場閉鎖を余儀なくされた。
しかし、全体で見ると、今回の危機はアメリカのメーカーにとっては好機である。

世界的に見ると、電子機器や電化製品の分野では韓国製品が日本製品を圧倒している。
さらに電子機器の分野では台湾や、東南アジア、韓国などからの部品供給が止まる方が影響が大きいだろう。

日本の電機メーカーが政府による過保護に甘んじ、ガラパゴス進化を遂げているうちに部品メーカーも世界から取り残されたのだろうか。
国内市場より国際市場の方が大きいのは当たり前。
もっと多くの製造業が世界で勝負できるようになって欲しい。