Along with the Mekong

メコン川の流れのように

ワタシの展示会初日はタイ一色

2007年07月31日 | コーヒーネタ
展示会が始まった。バリスタの世界選手権も併催されているので朝からすごい人出である。

ワタシが一角をお借りしている師匠のブースも、次から次とお客様で慌しい。そんな中、最初にmameがブースで声をかけた人・・・ それがなんと、バリスタ選手権に出場するタイ人のバリスタだった。えっ、タイにバリスタですかぁ!?

今でこそ、タイの都市部には街角ごとにスタバがあるけれど、ワタシが留学していた1986年当時は、コーヒーといえばネスカフェだったし、それだって贅沢品で、アイスコーヒーといえば、オーリヤンという、正体不明の代用コーヒーが主流だった。20年の歳月の重さを感じるなぁ。

そんな感慨に浸りながらブースでぼうっとしていたら、Tea&Coffee Asiaの編集長Glennが視界に飛び込んできた。この雑誌の編集室はバンコクにあって、ワタシも一時出入りしていた。Glennとは昨年の展示会でも会っているので、約一年ぶりの再会である。師匠のブースで出しているエスプレッソに感激し、展示会場内で最高のコーヒーと絶賛してくれるGlennと、「最近タイはどーよ」なんて話でひとしきり盛り上がる。

午後からは4時間の『サステナブルコーヒーシンポジウム』に出席。そして、そして、そこでワタシは、ずーーーーっと連絡が取りたくって、でもお互いに、同じタイミングでメールアドレスを変えてしまったために連絡が取れなくなっていた"かおりちゃん"を、シンポジウムの演壇にみつけたのだった!! 手を取り合って、涙を浮かべながら再会を喜んだワタシタチ。 かおりちゃんもワタシを探していたと言ってくれた。ううっ、感涙・・・

ワタシタチが出会ったのは6年前。そのとき、かおりちゃんはタイの山岳少数民族とコーヒー作りに取り組んでいた。麻薬をコーヒーに切り替えようという、大変な事業だった。その後、ケニアに移って、ストリートチルドレンのサポート事業を立ち上げることにしたかおりちゃんは、mameに後を引き継いで欲しいといってくれた。けれどその時ワタシはすでに雲南にはまっていて、タイに行くことはできなかったのだったわぁ。ああ、あのころの、まだちょっと若くて、どこにでも動けた頃の記憶がよみがえる・・・

偶然に、 師匠も、エネルギッシュでチャーミングなかおりちゃんとは知り合いだった。ということで、シンポジウムの後は師匠のブースで話が弾む。かおりちゃんとの尽きない話は夜まで続いた。

そんなこんなで、朝から夜までずーっとタイな展示会初日。今回の展示会はなんだか不思議に始まったのだった。

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