●子どもの頭にはある行為や状態が映像のように広がる 子どもが外出するときなどに、親が Take care!とか Be careful!と言 うと、子どもは「気をつけたり、注意をする」行為や状態を要求されてい るイメージを学んでいく。 Mom: Kathy, Take care! Mom: Kathy, Be careful! だから、Yes,I will.と答えるとき、子どもの頭には take care(注意す る)や be careful(注意深くある)という行為や状態のイメージが、映像 のように頭に浮かぶことになる。 Kathy: Yes, I will (take care), Kathy: Yes, I will (be careful), これは、Do you like dogs?と問われて、Yes, I do.とかNo, I don't. と答えるのと同じだ。 I doの次にもlike dogsが頭に浮かんでいる。あるい はDid you like Tom? と聞かれて、Yes I did.とかNo, I didn't.などと答 えるのはdidの次にlike Tom(トムのことが好きだ)が頭に広がっていると いうことだ。 日本の英語教育はこんな大切なことも教えていない。
● 言葉はフレーズで覚えなければ定着・蓄積しない 大切なことは、ネイティブの子どもたちも単語一つ一つではなく、始め から言葉をひとまとまりのもの、つまりフレーズ*として覚えてしまうこ とだ。 日本の英語教育はこの視点が欠けているから、私たちはいつまでも 英語が言葉として定着、蓄積していかないのだ、 *フレーズとは「意味ある言葉の単位」を表す。 また注意してほしいのは、【イメトレNo.9】のbe動詞がつくるフレー ズだ。これは単にbe動詞が「存在」を表し、本質的には「~な存在であ れ」という意味となる。しかし日本語訳では「~しなさい」とか、「~言 いなさい」などとなっているが、これは日本語の発想ではそうなるという のに過ぎない。こんなことに惑わされていたら、いつまでも英語発想など 身につかないだろう。 Mom: Kathy, Be more careful! もっと注意しなさい! Kathy: Yes, I will (be more careful), また【イメトレNo.10】は、一般動詞が導くフレーズだ。 Mom: Kathy, wash your hands! 手を洗いなさい! Kathy: Yes, I will (wash my hands),
【イメトレNo.9】 子どもの頃よく耳にする命令(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) Be more careful! もっと注意しなさい! (2) Be kind to others! 他人には親切にしなさい! やさしくしなさい! (3) Be quiet for a moment! ちょっとの間、静かなしなさい! (4) Be serious! まじめにしなさい!
【イメトレNo.10】 子どもの頃よく耳にする命令(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) Wash your hands! 手を洗いなさい! (2) Listen to me! 私の言うことを聞きなさい! (3) Take medicine! 薬を飲みなさい! (4) Put on your pajamas! パジャマを着なさい! (5) Put away your toys! おもちゃを片づけなさい!
[3] V+O+C感覚 take+名詞+形容詞 I'm going to take it easy. 私は気楽にやるつもりです
Take it easy, Bill. - Okay, I'll go easy. 「あせらないで、ビル」「わかった、のんびりやるよ」 このitの意味は、「ものごと」の意味。「あせらないで」と訳してのは、「ものごと」対して「気楽にやりなさい、落ちつきなさい!」などの意味となる。 また、go easyは『気楽な状態で進み行く』といった意味だ。 いずれにしてもこれらのeasyは形容詞であり、『気楽な状態で」「落ち着いた状態で」ということに注意が必要だ。ちなみにeasyの副詞はeasllyだ。
【一般動詞フレーズ5段活用】 take it easy「気楽にやる」「あせらないでやる」 ============================= (1) take(s) it easy 現在形動詞フレーズ ※現在形の肯定形だけで使われる。 (2) took it easy 過去形動詞フレーズ ※過去形の肯定形だけで使われる。 (3) take it easy 原形動詞フレーズ ※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。 (4) taking it easy ing形動詞フレーズ ※進行形や動名詞で使われる。 (5) taken it easy ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================
【これが国際標準の英会話学習法だ!】 [英会話発想トレーニング 表現の枠組み] 【これが国際標準の英会話学習法だ!】 [英会話発想トレーニング 表現の枠組み] (1)[基本4時制の展開](現在形) 現在の事実 (1) 私は、(いつも)気楽にやっています → I always take it easy. (2)[基本4時制の展開](過去形) ※過去の事実 (1) 私は、(その時)気楽にやりました → I took it easy. (3)[基本4時制の展開](未来形) ※未来の事実 (1) 私は、(これから)気楽にやるつもりです → I will take it easy. (2) どうか気楽にやってください → Please take it easy. (3) どうか気楽にやらないでください → Please don't take it easy. (4) 気楽にやりましょう → Let's take it easy. (5) 私たちは、気楽にやってはいけない → We mustn't take it easy. (6) 私たちは、気楽にやるべきではない → We shouldn't take it easy. (7) 私は、気楽にやるつもりです → I'm going to take it easy. (4)[基本4時制の展開](現在進行形) ※現在の継続状態 (1) 私は、(今)気楽にやろうしとています → I am taking it easy. (2) 私は、(その時)気楽にやろうしとていました※過去進行形 → I was taking it easy. (2) 私は、(これから)気楽にやり続けるつもりです※未来進行形 → I will be taking it easy. (2) 私は、(今まで)気楽にやろうし続けてきました※現在完了進行形 → I have ever been taking it easy. (5)[基本4時制の展開](現在完了形) ※現在の付帯状況 (1) 私は、もう気楽にやったところです → I have already taken it easy. (2) 私は、いままで気楽にやったことはない → I have not taken it easy yet. (3) 私は、めったに気楽にやったことはない → I have seldom taken it easy. (4) 私は、気楽にやるつもりでした → I would have taken it easy.
[英会話発想トレーニング 表現の枠組み]は、単にとりあげた文例を丸暗記するべきだと言うことではない。この枠組みを使って以下にあげたフレーズを展開表現をしてほしい。 (4) You're working too hard; take it easy and relax. あなたは働き過ぎです、一息入れて、のんびりしなさい (5) I'm going to take it easy. 私は気楽にやるつもりです (6) I took it easy. 私は気楽にやりました (7) take it ill それを悪くとる (8) Don't take it so hard! そんなに気にするな、悲しむのはよせ!
以上は、ENGLISH-TREKKING教材」Vol.1~Vol.5 からの引用です。
【takeの動詞フレーズのパターン】 [1] V+O感覚 take+名詞 I will take a bath. 私は入浴します、風呂に入ります [2] V+O+O感覚 take+名詞+名詞 Take him this note! 彼のところへこの書類を届けてください! [3] V+O+C感覚 take+名詞+形容詞 I'm going to take it easy. 私は気楽にやるつもりです
[2] V+O+O感覚 take+名詞+名詞 Take him this note! 彼のところへこの書類を届けてください! It took me five hours to drive from here to Tokyo. 車でここから東京へ行くのに私は5時間かかった
【一般動詞フレーズ5段活用】 take me five hours「5時間かかる」 ============================= (1) take(s) me five hours 現在形動詞フレーズ ※現在形の肯定形だけで使われる。 (2) took me five hours 過去形動詞フレーズ ※過去形の肯定形だけで使われる。 (3) take me five hours 原形動詞フレーズ ※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。 (4) taking me five hours ing形動詞フレーズ ※進行形や動名詞で使われる。 (5) taken me five hours ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================
【これが国際標準の英会話学習法だ!】 [英会話発想トレーニング 表現の枠組み] (1)[基本4時制の展開](現在形) 現在の事実 (1) (ふだん)5時間かかる → It takes ame five hours to drive from here to Tokyo. (2) (ふだん)5時間かかりません → It doesn't take ame five hours to drive from here to Tokyo. (3) (ふだん)5時間かかりますか? → Does it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (4) (ふだん)5時間かからないまの? → Doesn't it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (2)[基本4時制の展開](過去形) ※過去の事実 (1) (その時)5時間かかった → It took ame five hours to drive from here to Tokyo. (2) (その時)5時間かからなかった → It didn't take ame five hours to drive from here to Tokyo. (3) (その時)5時間かかったの? → Did it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (4) (その時)5時間かからなかったの? → Didn't it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (3)[基本4時制の展開](未来形) ※未来の事実 (1) (これから)5時間かかるでしょう → It will take ame five hours to drive from here to Tokyo. (2) (これから)5時間かからないでしょう → It won't take ame five hours to drive from here to Tokyo. (3) (これから)5時間かかるの? → Will it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (4) (これから)5時間かからないの? → Won't it take ame five hours to drive from here to Tokyo? (5) 5時間かかるかもしれない → It may take ame five hours to drive from here to Tokyo. (6) 5時間かからないかもしれない → It may not take ame five hours to drive from here to Tokyo. (7) ひょっとして5時間かからないかもしれない → It might take ame five hours to drive from here to Tokyo. (8) 5時間かかる予定です、かかろうとしています → It is going to take ame five hours to drive from here to Tokyo. (9) きっと5時間かかるよ → It is sure to take ame five hours to drive from here to Tokyo. (10) 5時間かかるようです → It seems to take ame five hours to drive from here to Tokyo
動詞takeに込められた英語の設計図を解読する ■takeの基本的な意味は「とっかかり」 ある位置・状態にあるものを、そこから「取る」「はずす」「移す」「持っていく」のがtakeだ。いわばtakeは、「自分の所有にする」というよりも、「とりかかる」という動作を主にして述べる語だと言える。 買い物に言って、「買う」をbuyを思い浮かべる人が多いと思うが、それは『まんま』過ぎる。以下が普通だ。 I'll take this. これをいただきます I'll take a taxi. タクシーに乗ります 残念ながら、英語の日常会話は『よく働く動詞」が使われる。
Did you take the money? あなたは、お金を受け取りましたか? Did you take enough food? あなたは、十分食べましたか? You may take your time. 時間がかかってもいいですよ Let us take a chance. とにかくやってみましょう
また、人の言うことを書き取る場合、紙は下に置いてあるから、ことばを聞き「取って」下へ下ろすと考えて次のような表現となる。 Take down my words. 私の言葉を書き取ってください
●「連れていく」「持っていく」の意味も takeはただ「取る」だけではなく、「取ってからそのとったものと共に動いていく」という意味を表す場合がある。すなわちそれが物なら「運ぶ」となり、またそれが人や動物なら「連れていく」といった意味となる。 Please take this parcel to the post office. どうかこの小包を郵便局に持っていってください I will take you to the zoo. 君を動物園に連れていってやろう
【一般動詞フレーズ5段活用】 take action「行動を起こす」 ============================= (1) take(s) action 現在形動詞フレーズ ※現在形の肯定形だけで使われる。 (2) took action 過去形動詞フレーズ ※過去形の肯定形だけで使われる。 (3) take action 原形動詞フレーズ ※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。 (4) taking action ing形動詞フレーズ ※進行形や動名詞で使われる。 (5) taken action ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================
【これが国際標準の英会話学習法だ!】 [英会話発想トレーニング 表現の枠組み] (1)[基本4時制の展開](現在形) 現在の事実 (1) 私たちは、(ふだん)行動を起こすよ → We take action. (2) 私たちは、(ふだん)行動を起こさないよ → We don't take action. (3) あなたは、(ふだん)行動を起こすの? → Do you take action? (4) あなたは、(ふだん)行動を起さないの? → Don't you take action? (2)[基本4時制の展開](過去形) ※過去の事実 (1) 私たちは、(その時)行動を起こしたよ → We took action. (2) 私たちは、(その時)行動を起こさなかったよ → We didn't take action. (3) あなたは、(その時)行動を起こしたの? → Did you take action? (4) あなたは、(その時)行動を起さななかったの? → Didn't you take action? (3)[基本4時制の展開](未来形) ※未来の事実 (1) 私たちは、(これから)行動を起こすつもりよ → We will take action. (2) 私たちは、(これから)行動を起こすつもりはないよ → We won't take action. (3) あなたは、(これから)行動を起こすつもりなの? → Will you take action? (4) あなたは、(これから)行動を起すつもりはないの? → Won't you take action? (5) あなた、行動を起こしていただけませんか? → Will you please take action? (6) 私たちは、行動を起こすべきだよ → We should take action. (7) 私たちは、行動を起こした方がいいよ → We had better take action. (8) 私たちは、行動を起こさない方がいいよ → We had better not take action. (9) 私たちは、行動を起こす予定よ、起こそうとしてるよ → We are going to take action. (10) 私たちは、行動を起こすことが必要よ → We need to take action. (11) 私たちは、行動を起こすことが必要よ → It is necessary for you to take action. (4)[基本4時制の展開](現在進行形) ※現在の継続状態 (1) 私たちは、行動を起こそうとしてるよ → We are taking action. (5)[基本4時制の展開](現在完了形) ※現在の付帯状況 (1) 私たちは、もう行動を起こしたところよ ※完了用法 → We have already taken action. (2) 私たちは、まだ行動を起こしていないよ → We haven't taken action yet. (3) あなたたちは、もう行動を起こしたところなの? → Have you taken action yet. (4) あなたたちは、まだ行動を起こししてないの? → Haven't you taken action yet. (5) 私たちは、行動を起こすべきだったよ → We should have taken action.
(一定の行為にとりかかる) take a bath 入浴する take a break ひと休みする take a rest 休憩する take a shower シャワーを浴びる take a breath 呼吸をする take a look ちょっと見る take a seat 席に着く take a picture 写真を撮る take a copy コピーをとる take a curve カーブを曲がる 略
[英会話発想トレーニング 表現の枠組み]は、単にとりあげた文例を丸暗記するべきだと言うことではない。この枠組みを使って以下にあげたフレーズを展開表現をしてほしい。 (1) He was accused of taking a bribe. 彼は賄賂を受け取って告発された 略
動詞giveに込められた英語の設計図を解読する ■giveの基本粋な意味は「与える」 すでに登場したgetのTwo Word Verbsを思い出していただきたい。 I get (myself) up. 私は、(自分自身を)起こす これを、「私は起きる」と訳してる。 このしくみがわからないから以下のような表現ができないのだ。 I get you up. 私は、あなたを起こす それを元にして、今回のgiveのTwo Word Verbsを見て下さい。 He gave himself up. 彼は、彼自身をupの状態ににした。 この方位語upの本質的な意味を私は「上方、なしとげ」としている。だから「彼は〔警察に〕自首した」といった意味となる。 この「上方、なしとげ」という意味がわからなけば以下の文例を見て下さい。 The rain is up. 雨はもうやんでいます The game is up. 試合は終わった Parliament is up. 議会が閉会になった もちろん、The rain is over.などとも表現できるが。 そして以下の表現を見て欲しい。 I give up hope. 私は、希望を捨ててないよ I never give up my dream. 私は、決して私の夢をあきらめてないよ
【一般動詞フレーズ5段活用】 give (it) up「(それを)あきらめる」 ============================= (1) give(s) (it) up 現在形動詞フレーズ ※現在形の肯定形だけで使われる。 (2) gave(it) up 過去形動詞フレーズ ※過去形の肯定形だけで使われる。 (3) give(it) up 原形動詞フレーズ ※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。 (4) giving (it) up ing形動詞フレーズ ※進行形や動名詞で使われる。 (5) given (it) up ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================