日本人に「英語を話すためのしくみ」と「英語ということば(単語)をどのように並べて英語表現とするか」という視点がまったく欠けています。だから英会話学習は覚えては忘れ忘れては覚えるセリフ覚えの学習となってしまうのです。
今回から、今までbe動詞系列の展開とまったく異なって、一般動詞系列の表現展開をとりあげていきます。
be動詞以外の動詞である一般動詞というものは、基本的に動的な意味となります。
今回は、過去形での表現展開に移ります。肯定表現では過去形動詞フレーズとなりますが、否定、疑問、否定疑問のファンクションフレーズはdidを用います。
過去形動詞フレーズ walked to school, looked nice in that jacket, played tennis after school, told us the truth, made us happy
ファンクションフレーズではDidを含むフレーズとなり、原形動詞フレーズが結びつきます。
(1) 一般動詞+(副詞)
__Did she __ walk to school?
彼女って、歩いて学校に通ったの?
(2) 一般動詞+補語
__Did she __ look nice in that jacket?
彼女って、そのジャケットを着て素敵に見えたの?
(3) 一般動詞+目的語
__Did she __ play tennis after school?
彼女って、放課後テニスをしたの?
(4) 一般動詞+目的語+目的語
__Did she __ tell us the truth?
彼女って、私たちに本当のことを言ってくれたの?
(5) 一般動詞+目的語+目的語
__Did she __ make us happy?
彼女って、私たちを幸せな気持ちにさせてくれたの?
今回はbe動詞系列への表現展開をあげておきます。ing形動詞フレーズ)
(1) 一般動詞+(副詞)
__Was she __ walking to school?
(2) 一般動詞+補語
__Was she __ looking nice in that jacket?
(3) 一般動詞+目的語
__Was she __ playing tennis after school?
(4) 一般動詞+目的語+目的語
__Was she __ telling us the truth?
(5) 一般動詞+目的語+目的語
__Was she __ making us happy?
参照プログブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」
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[今日の学習]
第4章 5つのパターンで覚える動詞フレーズ
その1 目的語を導く動詞フレーズのパターン
(a) VO感覚の動詞フレーズ
目的語を持つ動詞フレーズを他動詞と言い、私はそれをVO感覚の動詞フレーズと呼んでいます。
学校英語では、「~を~する」などと、動詞と目的語を別々の意味としてとらえる教え方をしていますが、ここまで学んできたVC感覚やVOC感覚の動詞フレーズと同様に、動詞と目的語がひとまとまりの意味を持つものととらえることが必要です。
例えば、「何かをgetする」といったことよりも、get some aspirin=「鎮痛剤をもらう」、geta blow=「殴られる」、get a cold=「風邪をひく」といった具合です。
特に、get, do, have, take, make, give, keepなど「よく働く動詞」にはこのことが特に必要です。
今回は、以下のアドレスをクリックしてこの部分の実際の教材をご覧ください.
(a) VO感覚の動詞フレーズ
以下のLet's tryのサンプルも音声付きで公開しています.
[Let's try-118]
VO感覚 getの動詞フレーズ(1)
(1) You had better get some aspirin.
あなた、鎮痛剤をもらった方がいいよ
(2) You can get a burn if you are not careful
あなた、注意しないとやけどすることがあるよ
(3) Can I get a blanket?
毛布をもらえますか?
(4) We can't afford to get a new ca.
私たちは、新車を買う余裕がありません
(5) 私、風邪をひきそうだよ
(6) (車のタイヤが)バンクしちゃった
(7) あなた、英文法は完全にものにしたかい?
(8) ケガをしないように気をつけなさい!
(9) 彼らは彼のジョークがわからなかった
(10) もっとビルをもらえますか?
[Let's try-127]wearの動詞フレーズ
(1) You had better wear a coat.
あなた、コートを着た方がいいよ
(2) You must wear a crash helmet.
あなた、安全ヘルメットをかぶらなきゃダメだよ
(3) She is wearing a diamond ring.
彼女はダイアモンドの指輪をはめている
(4) その警察官はいつもピストルを携行している
(5) あなた、シートベルトを締めた方がいいよ
(6) 私、ネクタイを締めた方がいいですか?
(7) 彼女は時々メガネをかけてるよ
(8) 私はめったにハイヒールは履かないよ
(9) 彼は、時々ターパンを巻いてるの?
(10) あなたは、口ひげをはやさない方がいいよ
(11) 彼は、頭髪を長くのばしているよ
(12) 彼女はいつも厚化粧し過ぎてるよ
私が,TOEIC講座で学生たちにまず示すのは全体の回路,「枠組み」であり,まずそれを提示,「今どの段階を学んでいるか」を理解させること。もう一つは学生たちに徹底的な文例の提示をしたことです。
授業時間に見なくてもいいから,帰宅してから絶対に読むように,そしてわからなければ明日に聞きなさい。
私がこの時使っていた教材にさらに加筆したのが「ファンクションメソッド独習テキスト」です。
受講生の方は,補語が形容詞以外のものの展開をご覧ください。
ファンクションメソッドは、英語の発想を元にした文法理論です。
ファンクションメソッド独習テキスト プロローグ
ファンクションメソッド英会話独習テキスト2/2
U-tube「ファンクションメソッド英会話独習テキスト2/2 HTML版」
ファンクションメソッド英語研究会発行教材 ダウンロード販売 ※DL-MARKETはデジタルコンテンツの日本最大級オープンマーケット DL-MARKETの決済手段---クレジットカード決済、PayPal、楽天かんたん決済、 銀行振込、コンビニ決済、Edy、Suica決済 | |