ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

N.Y式ハッピー・セラピー(ピーター・シーガル監督)

2007-12-31 | Weblog
ストーリー;内気なサラリーマン・デイブ(アダム・サンドラー)は、優柔不断で恋人(マリサ・トメイ)に人前でキスもできない。セントルイスへの出張のさいにスチュワーデスにヘッドフォンを依頼するがなかなか持ってきてくれず、ちょっとスチュワーデスに手を触れた瞬間にセキュリティ・サービスがやってくる‥
出演;ジャック・ニコルソン、アダム・サンドラー、マリサ・トメイ
コメント;とにかくカメオ出演がすごい。映画の中ではヤンキースとレッド・ソックスという野球のチームも一つの話題だが300勝投手のロジャー・クレメンス、ヤンキースの新人王ジーター、テニスコートの暴れん坊ジョン・マッケンロー、ニューヨークがロケ地だけにジュリアーニ市長、バスケットボールのボビー・ナイト、バリトン歌手のメルルといった人たちが本人役で出演しているほか、ヘザー・グラハム、ハリー・ディーン・スタントンといった名優がクレジットもないのに出演している。ルイス・ガスマン・ジョン・タトゥーロといった役者が脇役を固め、オスカー女優のマリサ・トメイがヒロイン役、セラピストにはハリウッドの大御所ジャック・ニコルソンといった布陣。そして主役はアメリカのお茶の間の人気者アダム・サンドラー。「グースフラバー」という「イヌイット」の怒りを静める呪文や、女装したウッディ・ハレルソン、空中駐車場から転落するレクサスや「ぶちきれると縁も切れる」といった箴言めいた言葉も飛び出す最高級に笑えるコメディ。ラストシーンまで展開が読めない面白い脚本に加えて思いもかけないキャスティング。4200万ドルのヒット作というのはこの映画に限っては看板倒れではなかろう。
 ニューヨークの撮影がとにかく見事で街の雰囲気が画面から伝わってくるようだ。また衣装も街の生活のにおいが伝わってくるような自然体。街の撮影には欠かせない電車や車の移動風景も撮影が見事だ。主人公のアパートの内部はマンハッタンのドイツ銀行43階を借り切って撮影したものというが、合成にみえない背景ととともになんとなく往年のビリー・ワイルダーのおしゃれな映画をも思い出す。
 映画の途中では「殺生が禁止されている」仏教徒の寺にアダム・サンドラーとジャック・ニコルソンが殴りこみに行く場面なだおが盛り込まれており、とにかく楽しい。ウツウツしているときにはぜひともお勧め。
 ラブコメだけにラストは決まりきったようなものだが、ハッピーエンドはシェイクスピアの「空騒ぎ」といったところか。途中「ウェストサイドストーリー」の「I feel pretty」の合唱も入るサービス付。

(レクサス)
 いわずとしれた我が日本を代表するトヨタの車。4ドアのLS400でおそらく市場価格約100万円といったところか。

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