ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

容疑者室井慎次(君塚良一監督)

2008-01-15 | Weblog
ストーリー;雨の降る新宿で殺人事件発生。発見されたナイフから指紋が検出さえたことから、被疑者の警官を任意同行で調査中、被疑者が逃走。事故で死亡するが捜査本部長を務めていた室井は共同共謀正犯などの罪で被疑者の母親から刑事告訴され、身柄を収監される。一方、刑事弁護人として室井についたのは新人弁護士小原。警察庁出身で警視庁に派遣されている室井をめぐり、警察庁と警視庁とで陰謀がうずまくなか、灰原弁護士事務所が室井周辺を探索。新人弁護士小原にも圧力がかけられる…。
出演;柳葉敏郎 、田中麗奈、哀川翔
コメント;一種の「法廷もの」といえるのかもしれない。これまでの踊る大捜査線シリーズの中ではもっともアナログタイプの事件だが、デジタルカメラで撮影を繰り返す灰原事務所のやり方などは実際にそうしている「訴訟マニア」が多数うまれていることを考えると妙にリアリティがある。ただし新宿北署についてはリアリティがないなあ…。かなりの法律的圧迫を受けつつ室井が一種のがんばりをみせるのだが、ここまで耐えられる精神的エネルギーというのは誰もがもっているわけでもない。「人間には勇気はひとつしかない」と言い切られるこの映画では、みていて非常に辛いものがある…。映画の出来としてはそれほど悪くはないが、かといって無理に見る必要性もないのかも。

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