評価:☆☆
キャスト:マット・ディモン,ジュリア・スタイルズ,ジョーン・アレン,デビッド・ストラザーン,スコット・グレン,バディ・コンシダイン,トム・ギャロップ
コメント:いきなりバージニア州ラングレーのCIA本部の画面が出てくる。これだけ有名な組織なのに実態はおそらく誰も知らない。これまでハリウッド映画にはCIAを描いた作品はあるがおそらく実態を忠実に反映した映画は存在しないだろう。
スコット・グレンがまたCIAの幹部として登場し,映画に厚みが増す。「plan for the worst」と冷たく言い放つスコット・グレン。かっこいいなあ。イタリアのトリノからロンドンのヒースロー空港へ,ウォータールー駅の様子がまたすごく伝統を感じてかっこいい。ガーディアン誌の記者も登場するのだが,これはリアリティ満載。さらに場所はモロッコのタンジールへ。ジュリア・スタイルズはこのタンジールで「変装」するのだが,髪を切って黒く染めるシーンが印象的。マット・ディモンはあまり好きな役者ではないのだが,周囲の役者がみんなすごい。ジョーン・アレンのCIAの指揮ぶりも見事で,いわゆる「not検索」でいきなり情報源を突き止めてしまうシーンが見事。
ストーリー:CIAの支局長が極秘にイタリアのトリノで「ガーディアン」の保安・公安を専門とするサイモン・ロス記者と取材。ジェイソン・ボーンの顔写真とともに,「トレッドストーン計画」の一部が民間にもれてしまう。そしてCIAが音声チェックをかけていた回線から「ブラックブライヤー」というキーワードが検索ヒットする。CIA本部は,なにものかが内部情報を漏洩したものとして捜査に入るが,その前にジェイソン・ボーンが立ちはだかる…。ロバート・ラドラム原作の映画化の「一応」完結編…(でも続編は作ろうと思えば作れそうだが…)
キャスト:マット・ディモン,ジュリア・スタイルズ,ジョーン・アレン,デビッド・ストラザーン,スコット・グレン,バディ・コンシダイン,トム・ギャロップ
コメント:いきなりバージニア州ラングレーのCIA本部の画面が出てくる。これだけ有名な組織なのに実態はおそらく誰も知らない。これまでハリウッド映画にはCIAを描いた作品はあるがおそらく実態を忠実に反映した映画は存在しないだろう。
スコット・グレンがまたCIAの幹部として登場し,映画に厚みが増す。「plan for the worst」と冷たく言い放つスコット・グレン。かっこいいなあ。イタリアのトリノからロンドンのヒースロー空港へ,ウォータールー駅の様子がまたすごく伝統を感じてかっこいい。ガーディアン誌の記者も登場するのだが,これはリアリティ満載。さらに場所はモロッコのタンジールへ。ジュリア・スタイルズはこのタンジールで「変装」するのだが,髪を切って黒く染めるシーンが印象的。マット・ディモンはあまり好きな役者ではないのだが,周囲の役者がみんなすごい。ジョーン・アレンのCIAの指揮ぶりも見事で,いわゆる「not検索」でいきなり情報源を突き止めてしまうシーンが見事。
ストーリー:CIAの支局長が極秘にイタリアのトリノで「ガーディアン」の保安・公安を専門とするサイモン・ロス記者と取材。ジェイソン・ボーンの顔写真とともに,「トレッドストーン計画」の一部が民間にもれてしまう。そしてCIAが音声チェックをかけていた回線から「ブラックブライヤー」というキーワードが検索ヒットする。CIA本部は,なにものかが内部情報を漏洩したものとして捜査に入るが,その前にジェイソン・ボーンが立ちはだかる…。ロバート・ラドラム原作の映画化の「一応」完結編…(でも続編は作ろうと思えば作れそうだが…)
この映画の面白さはやはりアメリカ国内に留まらずヨーロッパでのボーンの活躍、ロケシーンが圧巻ですよね。
それにしても最近はCIAやFBIのトップ、そして遂には大統領が黒幕だったなんていうストーリー展開が多いですね。
権力を悪用し行使すればなんでも思いのまま?ですよねえ。最後は人間の良心でしょうか・・・
黒幕が「大統領」「FBI長官」というケースありますね…。黒幕が「実は宇宙人だった」というケースもありますが,「黒幕」がだれか…について,そろそろ新しい「ひねり」のあるハリウッド映画を期待したいものです。「一見マフィアのボスが黒幕に見えたが,その実は角のピザ屋の主人が黒幕だった…」,あ,でもこれはもうすでに映画のネタとして使われていましたね…。
かつて 「UFOの存在を徐々にアメリカ国民に浸透させる為、メディアを使いその抵抗感を無くそうとしているのだ・・・」 なんていう怪情報?がまことしやかに流れたことがありました(あ、でもそれも真実かも~なんて思うこともありますよ 笑)
TVドラマの中では大統領やFBIが黒幕というのは当たり前となってしまった今、なんでもありの世の中、ちっとやそっとじゃ庶民は驚きませんという土壌造りを狙っているのかもしれませんね(笑)
少年漫画ではよく「番長」もののシリーズが人気をよんでいまして…。○○高校の天下をとっちゃる…という意気込みで,男子校の中でとんでもない暴力沙汰の末にその学校を制覇したものの,漫画そのものの人気は続いているため,今度は近隣の別の高校の番長も交えての大乱闘となり,回数を重ねていくうちに地域周辺も制覇。それでも漫画の人気が衰えない場合には,ついに「日本一」をとってしまうのですが,それでも人気が衰えない場合には,さらに強大な「番長」が外国から編入してくるという…。ヒーローものの映画では悪役は前回よりも強くなくてはなりませんから,いわば「悪のインフレ現象」が起こってしまい,ちょっとやそっとの「悪」ではなかなか読者も,そして映画を見ている人間も納得できないというジレンマに陥ります…。現在,大規模予算を組んだファンタジーものがけっこう公開されていますが,これは一時的にハリウッドの得意とする「悪役もの」の悪役設定を探している関係ではなかろうかと推察しています。「史上最大の悪」っていうのはなかなか知恵を搾り出すのが大変ですよね…
共産圏=悪 という構造はもう成り立ちませんね。ブッシュ大統領の 「悪の枢軸」 も怪しいものです。軍事費予算の増大を狙い、無理やりテロをでっち上げているのでは?(あ、これは『24』のノリでした 笑)と思うアメリカ国民も多いのではないかと思います。
ところがこれが対エイリアンとなると、結構世界が一丸となってという情況にうるうるとしてしまったりするのですね。宇宙モノやファンタジーモノの悪は人間ではないから、ばっさばっさと首が飛んだりぐしゃっと潰されても笑って見ていられるのかもしれません(笑)
この「ダイ・ハード」の「悪役」の目的は「株券」でしたが…。レーザーを駆使して金庫をあけて大量の株券を持ち去ろうという犯罪。しかし現在上場会社では株券の電子化が進んでいますから,やるとするならば,パソコンに地味にむかって「ハッキング」することになりますね。でもそれでは20分でも映画がもつかどうか怪しい状態に…。ネット社会では「ハッカー」は悪役としては非常にふさわしいですが,映画化するとなるとなかなか「絵」になりにくい「悪役」ですね…。