ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

サウンド・オブ・サンダー(ピーター・ハイアムズ監督)

2008-01-15 | Weblog
ストーリー;2055年。実業家ハットンは他人が発明した高度計算機「TAMI」を利用したタイムトラベルの手法を利用して「タイムサファリ」という白亜紀の恐竜のサファリツアーを開催。6,500万年前の恐竜アロサウルスに「窒素弾」を打ち込んで射殺するというツアーで巨額の富を得ていた。技術の進歩におどろいた国はすぐさまタイムトラベル監督局を設置。そのタイムサファリに監督員を同行させるなど未来に影響が及ばないように細心の注意を払っていた。ただあるタイムサファリから、ミシガン湖には何千ともいう魚が陸にあがって集団自殺を図り、地球の気温が上昇していくとともに植物の異常繁殖。そしてサルと爬虫類が結合したような新しい生物が人類を駆逐しはじめた…。
出演 ;エドワード・バーンズ 、キャサリン・マコーマック、ベン・キングスレー
コメント;う~ん、一種の未来物だし原作はあのレイ・ブラッドベリ・「複雑系」のあの有名な台詞さえイメージできればネタはすぐにばれるのだが、それにしてもかなり陰惨な未来が描写されていてちょっと憂鬱だ。生物の進化系統に大きな異変が生じるにしても、これだけの攻撃的な植物類と新生物が登場してきて人類はそのまま進歩していないというのもやや理解に苦しむ。あれだけの知能と攻撃性をもつ生物ばかりだと、もっと生命体の数は少なくなるのが妥当ではないかとも思ったが…。2055年にはワニもライオンも絶滅しているという設定なのだが、そのワニやライオンなどの特性を新しい進化系統では獲得した新生物がでてくるということなのかもしれない。ベン・キングスレーがいつもの狡猾な「悪役」ぶりを無難に展開。タイムトラベル監督局の役人が「簿給だがあと2年働いてから辞める」などという台詞をはなち、ちょっと日本とは違う労働環境を知る…働いてから辞めてその後の生活を楽しむ、というイメージは日本にはないものな…。

〔マザーボード〕
 映画の中で高速計算機「TAMI」のマザーボードをいきなり研究所から「ひっこぬき」それを大学の研究室に持ち込む過程で地下鉄の水に浸す場面などがあった…。いくら未来でもマザーボードを水に浸して電気回路が正常に動くとは思えず、また技術者がそんなことを許容するとも思えない。この水中シーンではとてつもない水中生物が登場してくるのだが、これだけの大きな体格を支えきれるような小魚なども存在しない地下水路になぜにこれほどの巨大生物が生息できていたのかは不明…。

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