ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ザ・ヴィレッジ(ナイト・シャマラン監督)

2008-01-03 | Weblog
ストーリー;1897年人口約60人のペンシルバニアの小さな村では、奇妙な風習がとりおこなわれていた。村の出来事や思いなどはすべて「長老会」に報告し、その決定をまつ。そして近くにある「森」に住む「語ってはならないもの」との間には相互協約が結ばれており、その姿の見えない「彼ら」とは、境界線を境に共存をしている… そしてある日、その「均衡」が崩れる…。
出演 ;ウィリアム・ハート 、シガニー・ウィーバー、ブライアン・ハワード
コメント;「ビューティフルマインド」「コクーン」などで名高いロン・ハワード監督の娘ブライアン・ハワードが出演。父親のロン・ハワードも小さな頃「アメリカン・グラフィティ」に出演していたが映画の系譜や時の経過をみるようで興味深い。一種の「超越的な物語」だが、かなり面白い。現実的だしストーリーの細部にまでこった作りになっている。赤・黄色といった色使いや冬の森の風景などが、画面にはえてきれい。そしてなによりブライアン・ハワードの毅然とした美しさが印象的。セリフの細部にまでこみいった細工がなされている。
 カメラが得体のしれない動きをしないも好感がもてる。ペンシルバニアという土地もあり、森にまつわる伝説ももともと多いのだろう。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を想起させるシーンもある。「とらわれ」「認知の限界」といった観点からもいろいろ考察できるのだろう。ただしこうした一種の「閉じられた空間」の描写には「ダークシティ」「トゥルーマンショー」などの作品もあれど、日本の押井守監督の右にでる人はまだいないと思う。

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