健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

献血ドナーの影響

2016-07-24 08:30:39 | 研究
献血するドナーが若かったり女性だったりする場合、輸血を受けた患者の予後が悪くなる可能性があるとする研究結果がJAMA Internal Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は、カナダの3万人以上の輸血患者と、その血液を提供した8万人以上のドナーを対象に行われたもの。患者の平均年齢は66歳で、輸血を受けてから2~7年にわたって追跡調査を実施。研究結果によると、女性ドナーの赤血球を輸血された患者は、男性ドナーの赤血球を輸血された患者に比べ、何らかの原因による死亡リスクが8%高かったというもの。男女ともにドナーの年齢層で比較すると、17~20歳のドナーから輸血を受けた患者は、40~50歳のドナーの赤血球を輸血された患者よりも8%死亡のリスクが高かったそうです。つまり、ドナーの年齢と性別が患者の予後に影響する可能性があるということです。
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