久しぶりの更新である。
6月から9月後半まで展覧会が続いた。
兵庫伊丹、京都、愛知、富山高岡と旅から旅で、まるで寅さんのようであった。
というわけで3ヶ月間、竿を握ることはなかった。
さて、旅は一段落、9月の終わりとなればアオリイカである。
エギ竿やリール、エギを引っぱりだし整備していると、暫く眠り込んでいた釣りへの想いがじんわりと蘇って来る。
昨年逃がした大物の記憶が脳裏に鮮明に浮かんで来る。
イカの手応え、生命反応、それらのリアルな感覚が蘇って来る。
朝、昨年出会ったポイントに出かけた。
先客が一人いた。
ここは既に知られたポイントなので入れないかもと覚悟していた割にはラッキーだったか。
それも先客の一人というのは知っている輪島の釣り師であった。
隣でやってもいいかと聞くと、にっこり笑って頷いてくれた。
彼の邪魔をしない位置に立ち正面の海にキャストする。
軽い追い風に乗って3号のエギは飛び、遠くに着水する。
波は1メートル弱、少し弱いが凪ぎよりましである。
水深8メートル、カウントすることなく適当に待ち、適当に二段シャクリ。
その後、暫く待ってパンパンパンとジグザグダート。
一年ぶりのイカ釣りである。なんだかシャクリもしっくりとこない。
昨年はどんな感じでしゃくっていたか、思い出そうとするのだが、なかなか微妙な感覚は思い出せない。
しかし、それでいいのだ。
今年は今年の釣りなのだし、このよく分からない感じが新鮮で楽しい。
私の仕事は版画や焼き物を作ることだが、この仕事を25年も続けていて思うのは、初々しさの大切さである。
仕事に慣れないこと。いや、仕事だけでなく世間や世界に慣れないこと。すれっからしの大人にならないこと。
世間や世界に慣れ切ってしまうこと、それは堕落である。
失敗したり、恥ずかしかったり、どぎまぎしたり、そのままでいい。
何に対しても初々しくあリたいと思っている。
釣りも同じである。
釣りに慣れてしまったら堕落である。
それはいくら釣ったところで意味がない。
釣りは世界との新鮮な出会いなのだ。
とまれ、イカ釣りに戻る。
一投目からあの鈍い重さが乗った。
ゆっくりと引いて来る。
大きくはないが、ジェット噴射のグングンと引っぱる生体反応が伝わって来る。
もう何度も何度も経験した手応えだが、こいつがたまらない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/74/fc1dbbb26ba5d75463d5200cf174829d.jpg)
一年ぶりのアオリクンである。
まだ15センチに満たない小さいやつだが、その美しさは何度見ても息をのむほどだ。
それからもコンスタントにヒットする。
サイズは15センチ前後。最大で18センチ。
このくらいのサイズが一番数釣りできるサイズだろうな。
20センチを狙うが、超えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/84/67d3d36ea17cbeb0d9ec8c7ef7207eab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/54/8ff9100f0f0a2442775f4505355e7f2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/98/ace5922e6e2b0dc1204860cdf77ba5b7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/f0/9430dda69488c972eab57d265d5ed63d.jpg)
隣のK氏も次々とヒットさせているようだった。
流石、名人と言われるだけあって見事な竿さばきである。
天気はよく、秋の高く青い空、水平線の上に群れて浮かぶ雲が綺麗だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/79/56697e1342018f7b21dcd24bdd4d0de5.jpg)
嗚呼!!イカ釣りの楽しさよ。
メバルもスズキも夜の釣りである。
日中でも釣れるというのがアオリイカ釣りのいいところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b3/cfbd5eea862226f05e3db1b43ce641b7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/3b/b6f70ac42c99b7c0d119ce09d60ba36a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/66/d74fd5e48a0dafba38c612dcde0ef2e6.jpg)
時折、こんなやつも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6f/5976964e6afad79ced786c8b887ce2a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/77/9a771f817f8158eac286c28f50edc622.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/de/0d06c604ee3a00ef84314ae625b71079.jpg)
昼過ぎに帰ろうと思っていたが、
天気はいいし、K名人となんたらかんたら喋りながらやるのもさらに楽しく
帰るのも惜しく、どんどん時間は経ってゆくのだった。
気が付けば40杯は釣っただろう、クーラーボックスの重さといったら、
それを担いで断崖を登り帰らねばならぬのかと途方に暮れるくらいだった。
ともあれ、今年の初アオリ、思う存分の楽しい釣りとなった。
6月から9月後半まで展覧会が続いた。
兵庫伊丹、京都、愛知、富山高岡と旅から旅で、まるで寅さんのようであった。
というわけで3ヶ月間、竿を握ることはなかった。
さて、旅は一段落、9月の終わりとなればアオリイカである。
エギ竿やリール、エギを引っぱりだし整備していると、暫く眠り込んでいた釣りへの想いがじんわりと蘇って来る。
昨年逃がした大物の記憶が脳裏に鮮明に浮かんで来る。
イカの手応え、生命反応、それらのリアルな感覚が蘇って来る。
朝、昨年出会ったポイントに出かけた。
先客が一人いた。
ここは既に知られたポイントなので入れないかもと覚悟していた割にはラッキーだったか。
それも先客の一人というのは知っている輪島の釣り師であった。
隣でやってもいいかと聞くと、にっこり笑って頷いてくれた。
彼の邪魔をしない位置に立ち正面の海にキャストする。
軽い追い風に乗って3号のエギは飛び、遠くに着水する。
波は1メートル弱、少し弱いが凪ぎよりましである。
水深8メートル、カウントすることなく適当に待ち、適当に二段シャクリ。
その後、暫く待ってパンパンパンとジグザグダート。
一年ぶりのイカ釣りである。なんだかシャクリもしっくりとこない。
昨年はどんな感じでしゃくっていたか、思い出そうとするのだが、なかなか微妙な感覚は思い出せない。
しかし、それでいいのだ。
今年は今年の釣りなのだし、このよく分からない感じが新鮮で楽しい。
私の仕事は版画や焼き物を作ることだが、この仕事を25年も続けていて思うのは、初々しさの大切さである。
仕事に慣れないこと。いや、仕事だけでなく世間や世界に慣れないこと。すれっからしの大人にならないこと。
世間や世界に慣れ切ってしまうこと、それは堕落である。
失敗したり、恥ずかしかったり、どぎまぎしたり、そのままでいい。
何に対しても初々しくあリたいと思っている。
釣りも同じである。
釣りに慣れてしまったら堕落である。
それはいくら釣ったところで意味がない。
釣りは世界との新鮮な出会いなのだ。
とまれ、イカ釣りに戻る。
一投目からあの鈍い重さが乗った。
ゆっくりと引いて来る。
大きくはないが、ジェット噴射のグングンと引っぱる生体反応が伝わって来る。
もう何度も何度も経験した手応えだが、こいつがたまらない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/74/fc1dbbb26ba5d75463d5200cf174829d.jpg)
一年ぶりのアオリクンである。
まだ15センチに満たない小さいやつだが、その美しさは何度見ても息をのむほどだ。
それからもコンスタントにヒットする。
サイズは15センチ前後。最大で18センチ。
このくらいのサイズが一番数釣りできるサイズだろうな。
20センチを狙うが、超えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/84/67d3d36ea17cbeb0d9ec8c7ef7207eab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/54/8ff9100f0f0a2442775f4505355e7f2a.jpg)
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隣のK氏も次々とヒットさせているようだった。
流石、名人と言われるだけあって見事な竿さばきである。
天気はよく、秋の高く青い空、水平線の上に群れて浮かぶ雲が綺麗だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/79/56697e1342018f7b21dcd24bdd4d0de5.jpg)
嗚呼!!イカ釣りの楽しさよ。
メバルもスズキも夜の釣りである。
日中でも釣れるというのがアオリイカ釣りのいいところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b3/cfbd5eea862226f05e3db1b43ce641b7.jpg)
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時折、こんなやつも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6f/5976964e6afad79ced786c8b887ce2a9.jpg)
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昼過ぎに帰ろうと思っていたが、
天気はいいし、K名人となんたらかんたら喋りながらやるのもさらに楽しく
帰るのも惜しく、どんどん時間は経ってゆくのだった。
気が付けば40杯は釣っただろう、クーラーボックスの重さといったら、
それを担いで断崖を登り帰らねばならぬのかと途方に暮れるくらいだった。
ともあれ、今年の初アオリ、思う存分の楽しい釣りとなった。
いや、思わず大漁でした。
小さめは海に帰しましたが、それでもクーラー満杯になりました。
欲深いというか、食べる分としては十分なのですが、そう、適度に釣れるもんだから帰れず、やっているうちにね。
まあ、こんな数釣りが出来るのは今のうちでしょうし、釣れるときはどんどん釣りましょう。
うっひゃ~~。
もともと食べるのは好きなんですが釣れると結構楽しいもんですね。
思ってたより引くしw
越前ももう少し素直なイカが多いと良いんですがね。
越前のイカはひねくれていますか。釣り人が多いからね。
つーさんと何度か越前のイカ釣りに行きましたが、人の多さにはいつも閉口させられましたね。
能登も人が多くなりましたが、越前に比べればまだのんびりとしています。イカものんびりしているんでしょうね。
いつかこちらにもおいで下さい。一緒にやりましょう。
楽しそう!
気持ちよさそう~。
さすがですね。
おっきい!!
与呂見の新米と一緒に食べると美味しいだろうなぁ~。
キジハタうまかったかーー。
みずのとのツーショットみたぞー。
おいらも久しぶりの釣りだったんだ。
実に三ヶ月ぶり。
気持ちよかった。やはり海はいいね。
日中の釣りもいいね、楽しいよ。
メバルも日中バージョンやってみようか、メタルジグで、なんて考えたりね。
アオリはまだ小さいよ。10月に入ってからだろうね。
与呂見の新米は10月の半ばだろう。
その頃、こちらに遊びにおいで。新米とイカ、たらふく食わしちゃるよ。
ゆっくりじっくりした釣りが出来てないなぁ。
つー師匠がばんばんやってくれんと、こちらも盛り上がらんな~~。
頼みますよ。
こちら輪島の塩谷釣具さんが店を閉めたのでイカダービーがなくなっちまって調子抜け。
のんびりとやっております。
といっても11月始めのブリコラージュがあるので、そうもいかんのだがなあ。
そのうちまた一緒にやりたいなあ。
そうそう、昨日早朝でかけて50杯釣れたよ。入れ食い。二時間半。昨年出会ったポイント。昨年大沢で一緒にイカを釣って、帰りにちょこっと寄ってスズキ釣りをしたところの近場だ。