ヘアスタイルが整わずイラつきが始まると騙し騙し鋏を入れる。
数日間はそれで我慢できても手に負えなくなる過程は毎回同じ。
そうして炎天下は辛いが隣駅にある美容院に行くことになる。
各地を代表するハンパない海の幸を特集した重たい婦人雑誌。
それを膝に載せ ページを捲らされるご馳走は~
さながら高級旅館めぐりの誌上体験でもしてるかのようである。
お肉より魚介好きという彼は今回の特集地域に親戚がほしい!
なんて言うくらい生唾を呑み込む旨そうな絵姿が続くのだ。
私の実家の方でもウニが獲れるしイカも美味しい話をすると
ウニが一番好きである が親戚になってほしいとは言わなかった。
数日後それらが食べられるかも? なのでお昼はお蕎麦にした。
” 冷たい野菜天そば ” アラララ~ ネギ・ワサビの薬味が付いてない
それを問い質せず 仕方なく七味で食べ終える気弱さであった。