【感想】『デフレの正体』藻谷 浩介著
角川ONEテーマ21刊
いやあ、
これはすごいです。
経済の本なのに
読んでるうちに、心臓がバクバクしました(ホントに)
それだけ、内容が斬新、
てこと。
100年に一度の世界的大不況。なのに現在の日本経済は輸出、海外投資では絶好調。それだけ日本企業が
海外で稼ぎまくってるそうです。
しかしですよ。
日本企業がいくら、潤ってても
日本国内のこの閉塞感。
不景気っぷりは何?
まあ、デフレだからですが。
そのデフレを引き起こしている原因は?
デフレはなぜこんなに長引いているのか?
世界的にはインフレなのに、日本のみがデフレなのは何故か?
このようなことについて解説してくれています。
で、一番納得したのは
以下ネタばれになりますが、
デフレから脱却できない日本経済の問題点は何か。
ズバリ
『消費者の高齢化』
だそうです。
私は単純に人口が減っているから、消費が段々減っていき、日本の内需が拡大しないのかと
思ってました。
そうではなくて
問題はもっとも消費意欲のある労働現役世代(15~65才)
の人口分布なんです。
つまり、いろいろと入り用(家やら車やら子育て関係やら)で買いたいものがいっぱいある人たち。
この世代の人口が激減していることが問題であると。
そして、逆に増えているのが、買いたいもの欲しいものはないという65才以上の高齢者たち。彼らはお金は持っていますが、使わない。将来の病気のリスクに備えて貯めることはあっても手放さない。
しかも今後彼ら高齢者世代は人口分布は激増する。つまり消費しない人たちが今後どんどん増えていく。
また、日本企業は
消費意欲の低い高齢富裕層への利益配分などを重視はするが
将来、内需の担い手となる若い労働世代へのコストを削っている。若い世代に金が配分されない。
これは、巡りめぐって将来の日本の内需の縮小を
一層進めるということ。
↑
うーん
なるほど…。
いろいろ考えさせられました。
買いたい人たちにお金が行かず、
買いたくない人たちにお金が集まる。
これでは、
内需拡大しません。
思ったのは、
やっぱり日本経済は特殊だと。
世界は問題ではなく
国内なんだと。
いま、構造変換をしなければ、内需縮小は続き
日本経済は永遠にデフレから脱却できず、どうにもならなくなる。
そういうことがよくわかりました。
この本には、
内需縮小を止めるため
の解決策もいくつか提案されてます。
ぜひご一読を!
角川ONEテーマ21刊
いやあ、
これはすごいです。
経済の本なのに
読んでるうちに、心臓がバクバクしました(ホントに)
それだけ、内容が斬新、
てこと。
100年に一度の世界的大不況。なのに現在の日本経済は輸出、海外投資では絶好調。それだけ日本企業が
海外で稼ぎまくってるそうです。
しかしですよ。
日本企業がいくら、潤ってても
日本国内のこの閉塞感。
不景気っぷりは何?
まあ、デフレだからですが。
そのデフレを引き起こしている原因は?
デフレはなぜこんなに長引いているのか?
世界的にはインフレなのに、日本のみがデフレなのは何故か?
このようなことについて解説してくれています。
で、一番納得したのは
以下ネタばれになりますが、
デフレから脱却できない日本経済の問題点は何か。
ズバリ
『消費者の高齢化』
だそうです。
私は単純に人口が減っているから、消費が段々減っていき、日本の内需が拡大しないのかと
思ってました。
そうではなくて
問題はもっとも消費意欲のある労働現役世代(15~65才)
の人口分布なんです。
つまり、いろいろと入り用(家やら車やら子育て関係やら)で買いたいものがいっぱいある人たち。
この世代の人口が激減していることが問題であると。
そして、逆に増えているのが、買いたいもの欲しいものはないという65才以上の高齢者たち。彼らはお金は持っていますが、使わない。将来の病気のリスクに備えて貯めることはあっても手放さない。
しかも今後彼ら高齢者世代は人口分布は激増する。つまり消費しない人たちが今後どんどん増えていく。
また、日本企業は
消費意欲の低い高齢富裕層への利益配分などを重視はするが
将来、内需の担い手となる若い労働世代へのコストを削っている。若い世代に金が配分されない。
これは、巡りめぐって将来の日本の内需の縮小を
一層進めるということ。
↑
うーん
なるほど…。
いろいろ考えさせられました。
買いたい人たちにお金が行かず、
買いたくない人たちにお金が集まる。
これでは、
内需拡大しません。
思ったのは、
やっぱり日本経済は特殊だと。
世界は問題ではなく
国内なんだと。
いま、構造変換をしなければ、内需縮小は続き
日本経済は永遠にデフレから脱却できず、どうにもならなくなる。
そういうことがよくわかりました。
この本には、
内需縮小を止めるため
の解決策もいくつか提案されてます。
ぜひご一読を!