えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

いまさらながら、はやぶさのこと

2012-04-09 22:19:55 | 日本
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】


小惑星探査機『はやぶさ』

「はやぶさ」は2003年5月9日に、宇宙科学研究所ISAS(現在の宇宙航空研究開発機構JAXA)によって、打ち上げられた、日本初の小惑星探査機。

「はやぶさ」と、これまでの探査機には大きな違いがある。 それは「はやぶさ」が、月以外の天体の表面からサンプル(星のかけら)を持ち帰る役割を与えられていたこと。そんな人類史上はじめてとなる挑戦をなしとげ、再び地球へ帰って来るまでが「はやぶさ」の本当の旅の目的。

「はやぶさ」は地球からリモートコントロールされるが、自律制御により、「はやぶさ」自身で判断し、行動することもできる。

旅の途中、「はやぶさ」は数々の予期せぬトラブルをこの自律制御で切り抜けてきた。そして、どんなトラブルがおこっても地球に帰ることを諦めなかった「はやぶさ」は、2010年6月13日、予定よりも3年長くかかった7年にわたる旅で、NASAでも成し遂げられなかった偉業を達成した。《引用 映画パンフより》

偉業の数々 ↓

1、イオンエンジンによる長期航行
2、自律航法誘導
3、微重力下でのサンプル採取
4、再突入カプセル(地球への帰還アンドサンプル入手)
5、イオンエンジンを併用した地球スイングバイ


昨年の夏に上記映画の劇場版をみました。

フルCGで、人間は一人もでてこない。
登場するのは、わずか1m×1.6m×1.1m のちいさな探査機はやぶさだけ。
(↑はやぶさって小さいんだあー・・・。私と目方かわらんぞー)

ひたすら、淡々とはやぶさのミッションをわかりやすく説明してるだけ。 それだけなんですけど。
むっちゃ、感動。
つつーとほほを涙が・・・。
きがつくと、ほかの観客さんもハンカチで目元押さえる人がチラチラ。

日本の技術すごすぎる。

世界ではじめて、上の1から5の偉業すべて達成ですよ!
しかも、エンジンの故障や、燃料漏れなど、トラブル続出の中で、これらを達成してるんです!

アンチ理系のわたしでも、映画見てわかりました。
これはすごいと!

どんなふうにすごいかは、こんな感じ↓ここはとばしていいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー たとえば、スイングバイ。

これはなんのことか。 はやぶさの探査目的地、小惑星「イトカワ」に到達するには、 出発地、地球の軌道から、イトカワの軌道に乗り移らなければなりません。

たとえば、地球の軌道をA、イトカワの軌道をBとします。あ、イトカワは地球と同じく太陽の周りをまわっているので、太陽系の仲間です。

AとBはたがいに円系の軌道を描きますが、重なることはなく、ある地点で最接近したら、遠ざかる・・・を繰り返し、ぐるぐる周る線を描いてるわけです。
で、天体(地球)ってのは、重力があるので、接近する物体をぐいっと引き寄せたり、離れていく物体を突き放したりってことがあります。この重力の働きを利用して、エネルギーをほとんど使わずに探査機などの物体をAからBにぐおーんと移動させちゃう技術。
はやぶさは地球を出発して何度か地球の軌道をぐるぐる周って、ベストのタイミングをねらい、地球に最接近。 で、このとき、 いまだ!ここだ!ってタイミングで、 決まった速度で決まった地点を進んで、寸分の狂いもなく接近しないとこのスイングバイというのは、成功しないんだそうです。それほど難しい技術。 これをイオンエンジン搭載機で成功させちゃったのが、はやぶさです。 (映画の説明がこんな感じでした。えらそーに書きましたが、シロウトなんで、間違ってたら教えてください・・・) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

宇宙開発!バンザイ!
日本の未来は明るい!夢をありがとう!

って感動しまくっていたのもつかの間。

はやぶさの後継機、はやぶさ2について
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2011/12/2-e8f0.html
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー生命の起源とされる有機物を含んだ試料採取を目指す小惑星探査機「はやぶさ2」計画が、延期の危機に直面していることが分かった。来年度予算編成では、東日本大震災の復興経費を捻出するため、宇宙関係予算は大幅な減額が避けられない上、国家戦略に基づく実用衛星が優先される可能性が高い。予算次第では、はやぶさ2の打ち上げが目標(14~15年)に間に合わず、計画が形骸化する恐れもある。 毎日新聞2011年12月4日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と報道が出てることが紹介されていました。 予算減額・・・。なんてことでしょう。 復興のためとか言いながら、まったく復興のために予算組んでないじゃん! 腹立たしい! また、上記ブログ(科学ジャーナリスト松浦晋也氏のブログ)で、こういうことも↓ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(注、1999JU3とは、はやぶさ2の目的地の惑星) 惑星探査は、出発時に地球と相手の星が最適な位置になければ出発できない。打ち上げ可能な期間のことをローンチ・ウインドウ(打ち上げの窓)という。通称ウインドウ。  1999JU3へのウインドウは2014年が最良、バックアップとして2015年。その次のウインドウは2019年だが、この時は到着時の1999JU3から見た、地球と太陽の成す角度が大きく、着陸のための探査機誘導時のリスクがぐっと大きくなる。また、アメリカが開発を開始した小惑星サンプルリターン探査機「オシリス・レックス」と、探査を競ることになり、はやぶさで得た日本のアドバンテージの維持が微妙になる(オシリス・レックスは2016年打ち上げ、2023年帰還を予定)。  さらにその次のウインドウは2024年。ここまで遅れると、1)はやぶさで組み上がった研究者のコミュニティが崩壊してしまいゼロからやり直しになる、2)初代はやぶさに若手として参加した技術者、研究者が定年を迎える時期となり技術継承が不可能になる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ↑↑つまり予算がー・・・とかいって、ケチってると、ベストのタイミング2014年での打ち上げができず、いままでがんばってきたはやぶさ初号機からの努力がすべてパー、になるかも。ということなんですよ。

そしてさらにさらに・・・ とうとうこんな記事まで。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120402-OYT1T00904.htm ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「はやぶさ2」応援の寄付金募集…宇宙機構  宇宙航空研究開発機構は2日、小惑星探査機「はやぶさ2」などの計画を応援する寄付金の募集を始めた。  宇宙機構のホームページから、自分の応援する計画に1000円単位で、クレジットカードなどを利用して寄付できる。  現在は、2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の後継機で、2014年に打ち上げ予定の「はやぶさ2」や、有人宇宙船の開発、宇宙教育など10計画を提示している。  宇宙機構は「これまで宇宙活動を応援したいがどうしたらいいか、という問い合わせが多かった。いただいた寄付は有効に活用したい」としている。  宇宙機構のホームページはhttp://www.jaxa.jp/about/donations/index_j.html (2012年4月2日18時43分 読売新聞) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おおおー・・・、これは・・・。
個人で1000円から応援できるんだー!やったー!・・・って話じゃないですよね。
寄付金にもたよるまでになってしまっているって、そうとうまずいのでは?

本来、こういうことは国が全力をあげて、支援すべきじゃろー!
怠け者やお金持ち優遇、寄生外国人や有害イデオロギー死守のためにはいくらでも、お金出すのに、こういう本当の国益になる事業に対して大幅予算カットする。
いまの日本の現状にかなしくなりました。

むかついたので、 とりあえず 野田首相に抗議メールおくりました。

意見 質問 E-mail:post@nodayoshi.gr.jp
船橋事務所 274-0077 船橋市薬円台6-6-8-202 TEL047-496-1110 FAX047-496-1222

はやぶさ2、絶対成功させたい!
抗議することや寄付するくらいしか、できることないんでしょうか・・・。



















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