えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

謝謝台湾計画主催者ロングインダビュー

2011-04-21 10:34:34 | 地震のこと
【エキサイトニュースより】
〓台湾の新聞に日本人としてお礼の広告を出したい / 謝謝台湾計画ロングインタビュー
2011年4月20日 18時00分

日本人女性のデザイナー・木坂麻衣子さんが、台湾の人たちに対して義援金のお礼の意思を示すため、台湾の新聞にお礼広告を掲載すると発表した。日本は菅直人総理の名を入れて台湾の総統に向けてお礼の言葉を送ったものの、新聞広告で御礼はしていない。
「義援金を出してくださった台湾の人たちにお礼の気持ちを伝えたい」と思った木坂さんは、たった1週間で事務所と口座を作り、台湾の新聞2紙にお礼広告を掲載するための支援金(広告費用)を集める活動を開始した。この活動は『謝謝台湾計画』としてスタートし、現在も支援金の募集を行っている。今回は、そんな『謝謝台湾計画』の主催者である木坂さんにインタビューを行った。

・台湾国民に目に見えるかたちで御礼をしたい
記者 そもそも、新聞広告を出そうと思ったきっかけは何ですか?
木坂 ケタはずれに大きい義援金を送ってくれた台湾のみなさんにお礼が言いたいな、と。

記者 でも、日本から総理の名を入れて、対台湾窓口機関・交流協会台北事務所を通して台湾にお礼の言葉を送りましたよね。
木坂 それは台湾の総統に向けて贈った礼状のようなものですよね。台湾の人たちに目に見えるかたちで御礼をしたいと思ったのです。
記者 木坂さんは、台湾に対して何か強い思い入れがあったのでしょうか?
木坂 いえ、以前から特別何かあるというわけではないです。台湾人の友人は何人かいますけど。
記者 莫大な義援金を出してくれた台湾の人たちに感動したという感じでしょうか?
木坂 莫大だからというか、台湾の人口規模にしたら100億円規模の義援金はすごい努力だと思います。

・ダメもとでスタートしたが……
記者 今回のお礼広告の企画ですが、いつごろ思い立ったのでしょうか?
木坂 4月11日の夜ですね。事務所からの帰りになんとなく。
記者 このインタービューをしてるのは4月20日ですが、すでに広告掲載費用の振込みがスタートしています。かなりのスピード展開ですね。かなり苦労したのでは?

木坂 そもそも、大きな新聞社が広告枠をなんでもない個人、しかもフリーランスの人間に売ってくれるか? とは思いました。その当初は「ダメもと」だと思ってました(笑)。でも運良く友人の知り合いを通じて台湾の新聞社とつながることができたんです。企画意図や主旨を理解してもらい、広告枠を売ってもらえることになりました。そのお金が集まり切らなかったら、新聞広告はあきらめて被災地への義援金にしようと思っていました。

・銀行口座の開設が難関だった
記者 そのお金を管理する事務所も設立したんですよね。しかもそこの口座まで作って。
木坂 やることはもう決まったので、あとは銀行口座を任意団体名義でとれるかどうかでしたね。銀行に「活動内容や議事録を提出して欲しい」と申請の時に言われて困りました。自分で思いついてTwitterでつぶやいてるだけなので、議事録もなにもあったもんじゃないですし(笑)。
記者 Twitterは活動の証拠になるのですか?
木坂 窓口の銀行スタッフにiPhone4でTwitterをみせたんですけど、紙で提出しないといけないらしく、ダメでした(笑)。
記者 銀行スタッフもTwitterをiPhone4で見せられて「活動してます!」というのは初めてのケースですよね(笑)。

木坂 結局、やっぱり紙で銀行に「活動の証拠」のようなものを提出しなくてはならなくなってんですね。しょうがないから、ボランティアでまとめサイト作っていただいたのでそれをプリントアウトして、Twitterもプリントアウトして、1件だけネットのニュースでとりあげられていたのでその記事と一緒に提出しました。

・どこまでも親日な台湾の人たち
記者 台湾の新聞社のスタッフは、この活動に対してどのような意見や感想を持っていましたか?
木坂 いやもう、全面的にご協力いただいています。励ましのメールまで頂きました(笑) そもそも、あちらはお礼を言われる側なのに。
記者 賛成してくださってるという感じですね。
木坂 ええ、それはもう。サポートはなんでもすると仰ってくれています。
記者 広告の掲載費用はどれくらいかかるのでしょうか? 2紙に広告を掲載すると聞きましたが。
木坂 『聯合報』と『自由時報』の2紙あわせて、日本円で約240万です。
記者 その広告費用は割引価格と聞きましたが、それは台湾の新聞社のはからいなのでしょうか?
木坂 はい。そもそもお礼の広告出すのにこちらから値引き交渉というのは筋の通らない話なので、「正規価格を教えて欲しい」と打診したらいきなりディスカウント価格が帰ってきました。
記者 そこまで親日だと本当に申し訳なく思ってしまいますね。
木坂 本当に心から感謝です。

・Twitterで拡散し協力者が多数集まる
記者 でも、数ある台湾の新聞のなかから、この2紙を選んだ理由は?
木坂 『聯合報』は、私の小学校時代の同級生で台湾の日本人学校を卒業した友人がいるので、彼女を通じて、「だれか台湾の新聞社の知り合いいない?」ときいたところ、「聯合報なら紹介できるよ」という人がメールをくれました。『自由時報』に関しては、もともとツイッターで相互フォローしていた作家・評論家の西村幸祐先生が間に立って交渉して頂きました。
記者 人脈と知人の協力で実現できたわけですね。でも、どうやってこの活動がTwitterで拡散していったのでしょうか。活動の一番難しいところは、その活動をより多くの人たちに知ってもらうことだと思うのですが。
木坂 最初のきっかけは『ニコニコ動画』管理人の西村博之さんですね。活動の内容をTwitterに書き込みしたら、「有志で集まらなかったら100万までなら出しますよー」と返してくれたんです。このコメントでかなり多くの方々が活動を知ってくれました。本当に嬉しかったです。

記者 西村幸祐先生はじめ、芸能人の いとうまいこさん たちがTwitterwで賛意を示していただき、拡散していきました。ひろゆきさんのツイートも含めた一連の流れをニュースサイトが記事にしたのも大きかったと思います。

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