眼でものを見るときに欠かせないのが、ビタミンAです。ビタミンAは、眼の網膜でオプシンというタンパク質と結合して、ロドプシンという複合体となります。これが、可視光線を吸収すると、もとのビタミンAにもどります。このときの変化が、シグナルとなって脳に伝わり、ものが見えるのです。
私たちの脳内の神経細胞では、伝達物質が生産され、放出されています。伝達物質が脳内をかけめぐることで、心が誕生します。伝達物質の代表は、喜びや快感をもたらすドーパミン、元気で活発にするノルアドレナリンやセレトニンです。これらの伝達物質の生産に関係するのが、ビタミンB1、B6、B12です。
血液凝固のためには、ビタミンKが必要です。血液凝固のためには、プロトロンビンというタンパク質が必要です。このプロトロンビンをつくるのに、ビタミンKがはたらいています。
赤ちゃんを産むのに大切なビタミンが、ビタミンEです。それから、血液をつくるのに、ビタミンB6、B12、C、葉酸が必要です。
からだの骨をつくるには、ビタミンA、C、Dが欠かせません。皮膚に形成とはりの維持には、ビタミンA、B1、B2、B6、C、ナイアシン、パントテン酸が必要となります。