現在の日本社会をみると、人間は軽い存在になったようです。人をとりまく社会の管理体制、企業組織、制度や仕組みよりも小さな存在のように思われるからです。人はこれらの仕組みに振り回され、自分を無力と感じ、それらを変えることもできず、支配され命令されるままになっています。このような社会の中にあって多くの日本人は決して居心地のよい世界だとは感じていないと思います。
人をとりまくそれぞれの仕組みは、本来人間が人間らしく生きるためにつくられたはずです。これらの仕組みの本源的な意味をもう一度考え直して、本来あるべき姿に変えなければならないと思う。人が主役であるという原点に戻るべきであると考えます。主客逆転の現象に対するみなさんのご意見をいただければ幸いです。