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派遣社員の期間に思う

2010-03-18 17:51:12 | 生き方

 最近、こんな話をされた派遣社員がおられました。「来週の月曜日で派遣契約が切れます。来週でもうこの職場を離れます。お知らせします。」ということであった。廊下ですれ違うときに話された。本人の表情からは、まだ続けたいというように思われた。以前にも社内メールで突然「今日で退職します」というメールを派遣社員から頂戴したことがあった。そのとき、仕事ができるようになったのに何故退職するのだろうと思った。本人の都合だろうと思い余り気にすることはなかった。しかし、メールのときも「派遣期間が切れるので」という言葉が記されていることを思い出した。

 派遣社員の期間を調べてみるとこのようなことが書かれていた。

「物の製造業務の受入は1年のみでしたが、平成193月より最長3年へ延長されました。それ以上同じ職場で勤務するには派遣先が正社員への登用をする義務がでてきます。そのためその期間で契約満了となるケースが多いのです。あなたがどんなにその仕事や職場を気に入って気の合う仲間ができ、仕事も慣れてスムーズにこなせるようになり、もっと長く勤めたいと思っても契約満了という日が訪れます。これは派遣社員にとっての宿命でもあります。」

  派遣社員がもっと勤めたいとしても続けられない仕組みになっていることがわかりました。派遣依頼元は人件費を抑えたいという目的から派遣社員を使います。そのため正社員への道はほとんどありえないといってもいいでしょう。派遣元がその人をそのまま派遣社員として継続することを希望したとしても、この仕組みがあるため、他の新しい派遣社員を受け入れることになるのです。派遣社員は何時までたっても一定の職業における自己啓発ができないようになっているように思われます。一度その職場を離れたら、同じような仕事に就けるという保証はないからです。この仕組みは、派遣依頼元、派遣社員双方にとって不幸なことだといえましょう。

 

 

 


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