団塊の青春と昭和の東京

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青梅市の映画看板 29 日蝕の夏

2008年03月22日 | Weblog

 0216 日蝕の夏

こんな作品があったとは・・最近まで知らなかった。
石原慎太郎が映画に出ていたことは知っていたが、ボクは一本も観ていない。
この作品のことを調べてみると、1956年9月の作品とあるので、裕次郎主演の「狂った果実」のわずか2ヶ月後ということになる。
つまり、慎太郎作品の映画化全盛期に向かう頃になるのだろう。
原作・脚本・主演の3役をこなし、共演には司 葉子、山村 聡、三宅邦子、高峰三枝子あたりが顔をそろえている。
あら筋と解説を読むかぎりは、家族関係の問題点に巻き込まれる若者を描き出していて、平成の視点では、どおってことないスケールだが、昭和30年代前半だと、戦後10年しか経っていないので、日本が今ほどアメリカナイズされていない時代で、戦後を引きずっていた頃だから、「太陽の季節」 同様に衝撃を与えたのだろう・・

この主人公役が、先日テレビで「新銀行東京」の経営不振についての答弁に(内心)四苦八苦していた都知事とは思えない。 当時、50年後の日本と、東京がこんなで、都知事がこんなガンコ老人だとは誰が予見しただろうか?
“ 税蝕の都 ” なるシナリオで衝撃的作品はできないだろうか・・

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