団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

修学旅行の思い出・・鶴岡八幡宮 大銀杏が倒れるとは・・

2010年02月20日 | Weblog

0336 鶴岡八幡宮・・倒れる直前の大銀杏

昭和36年だから50年近くになるが、中学の修学旅行は東京、箱根方面だった。
定番の日光はコースに入っていなかったが、横浜、鎌倉には行った。
雨が降り続く東海道線を走る臨時夜行列車が丹那トンネルを出たら、夜明け前の空は星が輝いていて大歓声が上がった。
これが生まれて初めて関東地方に入った瞬間だった。
完成して間もない東京タワーは観光バスから見るだけ、横浜では港からマリンタワーを眺めただけで特別な印象はなかった。
生徒は買い食いを許されていないのに、さざえの壷焼を一人食っていた教頭と、鶴岡八幡宮だけがなぜか今でも記憶に残る。
 
今回は、みぞれ混じりの天候で観光客も少なくてかえって良いと思っていたら、近頃のお年寄りは元気で見事に期待は外れてしまった。
北鎌倉から名月院、建長寺、鶴岡八幡宮、長谷大仏まで歩き、江ノ電でゆったり江ノ島まで乗る予定だったが、大仏様には御眼通りが叶わなかった。
 http://www.youtube.com/watch?v=IVIVNAJxppE ←鶴岡八幡宮 動画
 鶴岡八幡宮の大銀杏は2010年3月9日に突然倒れてしまった・・・直前の映像

今回拝観できなかった建長寺、さらに大仏様には日を改めてお眼通りしてみようと思う。
ついでに大学卒業以来ずっと年賀状のやりとりだけの同期生K君(鎌倉市内在住)にも40年ぶり会ってみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青梅市の映画看板 34 「ローマの休日」

2010年02月11日 | Weblog

0335 「ローマの休日」 の看板(青梅市内)

BS放送のアカデミー賞特集で「ローマの休日」を観た。
“少女まんが”のストーリーのようなこの作品を男のくせに何度観たことか・・
ヘップバーンが23歳の時(1953年)の製作だが、10代の少女のような若々しさにあふれている。
それに比べグレゴリーペックのおじさん的雰囲気(映画の中では、若い男性として表現されている)はまるでお父さんのようでもある。
いつの時代も昔の世代を見ると実際よりも老けて見えるのは仕方ないのかも知れない。

映画はラストシーンが大切なところだが、今回も、やはりボクの感性に釈然としない所が、喉に小骨として引っ掛かってしまった。
ラストの記者会見のシーンだが、「訪問した街(国)で最も印象に残ったのは?」という質問に対して、主人公のアン王女は王室の儀礼的答え通り「どこもそれぞれ素晴らしく印象に残るので一概には・・」と言いかけて口を止める。
そして毅然と記者団に向って「ローマがもっとも印象深い」と正直に言い直す。
これには記者会見場全体が驚きにあふれる。
こうして観客に感動を与えるのが脚本家のねらいだろうが、それよりも含みを持たせた表情で予定通り外交辞令的な答えの方がシナリオとしても格段に良くなると観る度に思うのはボクが日本人だからだろうか?
何年経っても、何回観ても同じ疑問が沸くのはボクの脳みそが熟成しなくなったのかも知れない。
だが、この映画の最後のシーンのグレゴリーペックが歩いて立ち去るシーンのカメラワークは素晴らしいの一言につきる。
表情をあまりアップせず広角で捉えているのが素晴らしい。
あとは、それぞれの感動の度合いでイメージしなさいという事なのだろう・・
良い映画には必ず良い映画音楽があるのだが、めずらしくこの映画は例外なのだろうか・・? 
それとも、音楽すら忘れるほどの素晴らしいラストシーンのカメラワークなのだろうか・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする