団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

“青春60切符”八高線回り→高崎→東京の旅②

2009年06月30日 | Weblog

 0307 寄居駅で秩父鉄道SLに遭遇

10:11高麗川で川越行を降り高崎行きに乗り換える。
ワンマン運転のディーゼル車両は押し釦でドアの開閉ができる。
運転席近くには電光表示の料金表が路線バスのようなのどかさを与えている。
4人掛ボックス席の反対側には1人掛の席もあり、入口付近のロングシートやら中々にぎやかなレイアウトになっている。
 1人架が向合う座席

11:45高麗川から1時間半くらいで高崎につく。
途中の緑一面の風景から急に大都市にきた感じだが、八高線のホームはすぐ左に見える上信電鉄のホームと共にローカル色に満ちている。
この雰囲気とダルマ弁当を求めてここまで来たんだ・・と勝手に言い聞かせ弁当を買いに階段を上がった。
 終点高崎駅下車風景 ↓ クリック
 http://www.youtube.com/watch?v=mhCcbshktg8

 立ち食いも旨そう
12:06ここから両毛線で小山まで1時間45分の長旅に出発する。
                         (次回につづく

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“青春60切符”八高線回り→高崎→東京の旅①

2009年06月28日 | Weblog

 0306 高崎駅の “ダルマ弁当” 900円

今週も引続き一駅運賃130円で大回り(一筆書き)の旅を実行した。
今回は、中央線東小金井→八王子→高崎→小山→新宿→武蔵境へと大回りして一筆書きを完成させるというものだ。

東小金井(7:17)の乗車は、予定(8:31)よりかなり早い。
八王子着(8:27)“夕やけ小やけ”の発車メロディーで(8:27)高崎へ向う。
高麗川着(9:15)ここで1時間近く待合わせ時間をとらされる。
急ぐ旅ではないので、まあ・・許せるが・・結局は予定の時刻となる。
高麗川発(10:11)ワンマン運転の運転手が“カバンとマイ座布団”を抱えて運転席
に 着き、高崎に向って“出発進行”1時間33分間の気動車(ディーゼルカー)の旅は車窓の風景が眼にやさしい。
  ワンマンバスのような料金表が・・ 
途中の寄居駅では、幸運にも秩父鉄道SLを八高線のホームから見る事ができた。
今時のSLは石炭を焚かないので、水蒸気だけが白くて勢い良く、黒い煙が出ないからSLらしさに欠けるとボクのように思う人はいないのだろうか?
  SLの発車 動画クリック
 http://www.youtube.com/watch?v=K_ITTL3INrY
   
八高線の先頭車両はおじいさんの団体の酒盛りが一段落したので、少し静になったが、終点の高崎はまだ、長がぁ~い。  (次回へつづく)  

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懐かしき “色鉛筆”

2009年06月27日 | Weblog

 0305

偶然見つけた古い色鉛筆ケースだが、12色のうち「あお」が欠落しているし、中には新しいものに補充した色もあるようだ。
 
このパッケージには誰でも懐かしさを覚えるのではないだろうか・・
ボクはこの厚紙のケースを見たとたん小学生のころを思い出した。
濃いめの黄色い箱は“森永ミルクキャラメル”と同じような暖かさが漂う。
ケースの裏側には、ひらがなで示した色名や色の関係、色の明暗の関係図などの説明があり、値段は右下に¥150と明記されている。
           ¥150円
この商品を調べようと思い、この会社のホームページにアクセスしたら、なんと・・!
現在もまったく同じものが発売されていることが判った。
昔のままで現在も売られているということは、この色鉛筆がこの会社のシンボル的な商品なのだろう。
¥756(税込)だから、ほぼ5倍くらいになるが、貨幣価値や経済成長率から逆算すると¥150のものは昭和40年代前半とも思える。
色鉛筆を子どもに買い与えたのは昭和60年代で、それは色数も多くブリキのケースだったので、この12色にこそ懐かしさがよみがえる。

映画「続・三丁目の夕日」の中で、40色ぐらいのをプレゼントする場面があるが、あの時代(昭和34年の設定)に小学生向けにそんな豪華セットがあったのか・・時代考証に疑念がのこるのは別として、ボクの子ども時代はクレヨンも鉛筆も絵の具も大体は厚紙のケース入りだったと思うが・・
高級鉛筆(三菱ユニやトンボMONO)がプラスチックケースに入ったのが、高校生のころだった気がするが・・

この時代の薬や石鹸のホーロー看板、ステイショナリー(というより文房具)の厚紙ケースやそのイラストには“メンコ”と同じような愛着が今でも湧いてくるから不思議だ。
 文房具や石鹸のホーロー看板
   
   

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“青春60切符” 房総一周130円の旅③

2009年06月22日 | Weblog

 0304 記念にもらった使用済み切符

遅れて着いた千葉だが、すごく大都会の雰囲気だ。
8時間ほど景色のよいところを移動しただけなのに何だか都会の空気にホッとする。
  案内表示も都会的に見える (千葉)
ここから秋葉原まで1時間足らず・・総武線各駅停車に乗り換える。
千葉→秋葉原間の各駅はなじみがないのに、見慣れた感じがするのが不思議だ。
  ビジネスマンに東京を感じる (秋葉原)
秋葉原から神田へは1駅だが、神田で計画が達成するからか・・見慣れたホームから見る街の風景がやけに懐かしく思える。
  ここまで来ると通常モードに・・ (神田)
一旦、神田駅の改札を出るのが完結の条件だから、駅員さんに申し出て「大回りして来ました、記念にこの切符を下さい」というまでは緊張していた。
改札を通った瞬間、ヤッター・・と思うと同時に少し疲れも出たが、自宅へ帰るためすぐにSuicaの定期券で改札を通り中央線ホームへ直行した。

この“房総一周130円の旅”の行程は、
 京葉線    東京     → 蘇我       43.0 (Km)
  内房線    蘇我     → 安房鴨川    119.4
 外房線    安房鴨川  → 大網       70.4
 東金線    大網     → 成東       13.8
 総武本線   成東     → 松岸       40.4
 成田線    松岸     → 佐倉       75.4
 総武本線   佐倉     → 千葉       16.1
 総武線緩行 千葉     → 錦糸町      34.4
          錦糸町     → 秋葉原       3.4
 山手線     秋葉原   → 神田         0.7
              合計     417.0 (Km)

東京→神田 1駅運賃130円で 417.0 Kmを乗ったことになる。
気分爽快“大回り”達成! 次は中央線、八高線、湘南新宿ライナーで“だるま弁当”
か? それとも、中央線、横浜線、東海道線、山手線で“シュウマイ弁当”でも喰ってみるか・・  “青春60切符” 万歳! “団塊“万歳!   (おわり
    ※ このコースは平日に行くべきだと思う。 理由は土・日・夏休み・春休みな
       どは海へ行く客、ディズニーリゾートへ行く客などで混むことが予想される
       から。
                 (総武・房総路線図)
                


                 

 

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“青春60切符” 房総一周130円の旅②

2009年06月21日 | Weblog

 0303 海辺の車窓は明るい

久留里線の発車を見送り、下りホーム待合所で時間潰しをしている時、ポスターが一枚だけ貼ってあるのが眼にとまった。
そのポスターの定額給付金旅行企画が気になる。
130円で旅行している団塊世代の心には、随分とリッチな旅行と思えたのは今日だけの感覚なのか・・?
     
 給付金当て込み12,000円コース 菜の花弁当・あさり弁当・千葉元気豚めし
9:39駅弁を3つ買い込んだ後、“証城寺の狸囃子”のメロディーに送られ、内房線は館山に向った。
朝早かったせいか駅弁が気になりだしたが、車窓の風景を眺めながらのガラガラ列車は快適だった。
同じ車両には、おばさん6人組が4つのボックスを通路をはさんで占拠して盛り上がっている。
6人組も我々と同じことを考えた“130円房総めぐり”であることが聞き取れ驚いた。
他には男性が1人と我々2人の合計9人で1車両を貸切っている。
つまり、この車両には130円×8=1,040円+1名の客しか乗車していない計算だ。
11:11館山から安房鴨川を目指し、いよいよ外房の海が見えてきたら、急に真夏の風景が広がった。
11:51安房鴨川着、待ち合わせ3分間だから急いで乗り換え次の大網を目指す。
大網までは1時間25分かかるので、海を眺めながら弁当を開く。
名物の「菜の花弁当」550円は甘くて子ども向けの味、「漁り(あさり)弁当」1000円はビールが欲しくなるし想ったほどでもなかった。
結局、ノーマークの「千葉元気豚めし」650円が一番劣るビジュアルにもかかわらず旨かった。
13:19大網着、ここからの5駅が東金線で成東には21分で着く。
14:29成東から松岸(銚子の一つ手前)に着く。
  単線は特急の通過待ち ホームに降り立つと野鳥のさえずりが心地よい
銚子まで行くと、再び松岸を通ることになり不正乗車となるので、気をつけた。
松岸からは利根川に沿って成田を経て千葉をめざす2時間近くの乗車で、さすがに腰がだるくなってきた。
四街道では高校生達がドッと乗り込み、ガラガラ電車が急に混んでくる。
途中濃霧が発生したので、千葉には延着となった。
 ※霞ヶ浦とか霞台という地名がよく理解できた。 (次回へつづく

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“青春60切符” 房総一周130円の旅①

2009年06月20日 | Weblog

 0302 この“切符”から始まる

「東京近郊区間の運賃計算特例」というのがある。
難しそうだが、東京近郊区間とは電車の入口付近の天井に貼ってある路線図の範囲のことで、※乗車経路を重複したり同じ駅を2度通らなければ、実際の経路にかかわらずに運賃を最安値で計算できる・・・とある。
但し途中下車(改札の外へ出ること)はできない。
これを利用して東京駅から房総一周130円の旅を計画・実行してみた。
前夜2時間かけて入念に計画したつもりだが、乗車ミスの不安もあったので、達成するまでは気を抜けなかったのも事実。

7:10 東京駅着、一旦、丸の内南口改札を出る・・
今、話題の東京中央郵便局は工事中で、針もない文字盤だけの時計が時間を気にせず旅行しなさいとでも言っているかのようだ・・?
7:23券売機で130円の切符をもとめ、改めて入場し京葉線のホームまでゆっくり歩
いたが、まだ予定時刻より早すぎる。
   ICカードの普及で、切符を買うのは久しぶり
7:41予定より20分早いが変更して出発進行!
逆方向で早い時間なので空いているのがうれしい。
   のんびり行こう
新木場あたりで地上に出ると東京湾が現れ、梅雨の晴れ間を期待できそうな天気でホットする。
   好天でディズニーリゾートも人出が多いだろう
8:31蘇我に着き内房線木更津行きに乗り換える。
9:04木更津着、9:39発の安房鴨川行きまで時間があるので、久留里線の発着ホームを見に行く。

       動画クリック↓  ♪証城寺の狸囃子が発車メロディー
           http://www.youtube.com/watch?v=qeo6ByOGD3o
9:39駅弁を二人で3つ(菜の花弁当、あさり弁当、千葉元気豚めし・・売り子のおば
さん推奨)買って館山に向けて乗り込む。  (次回へつづく

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太宰が愛した跨線橋 ②

2009年06月14日 | Weblog

 0301 三鷹の跨線橋

今週末(19日)は桜桃忌で太宰の没後60年とか・・
このところ太宰人気が復活しているらしく地元の三鷹市もPRパブリシティに力を入れているのが窺える。

太宰が散歩によく足を運んだという跨線橋は現在も健在で、訪れる人もチラホラ見られる。
南側階段下の案内板には散策する太宰を撮った写真がエッチングで表示してある。
この跨線橋自体は殺風景なもので、電車区の線路を横断しているに過ぎないが、高い建築物のなかった昭和20年代初期は周囲を展望するのに重宝したのではないかと思える。
太宰もここから朝日には輝き、夕日にはシルエットを現わす富士を眺めていたのだろう・・    案内板
        
  
 跨線橋から望む朝と夕方の富士山
行き交う電車や車庫に出入りする車両をこの橋から散歩がてらに眺める大人は大概は小さな男の子連れだ。
それに高級一眼レフを持った鉄道ファンに太宰ファン、あとは生活道路として利用する地元の人達が通るぐらいだが、太宰のおかげで訪れる人を増えたようだ。
きゃしゃで、古びた鉄骨と磨り減ったコンクリートに歴史を感じるわけではないが、この橋を見るたびその存在感を意識させられるのは事実だ。
  跨線橋から見る中央線快速電車(動画:クリック)
                
    http://www.youtube.com/watch?v=oKQNq3-fEOc

  ※「太宰が愛した跨線橋 ①」へ(クリック)
                
 
http://blog.goo.ne.jp/gooyokoh1919/d/20081124

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