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「空も港も夜は晴れて月に数増す船のかげ・・」小学の音楽の時間を思い出す。
写真だったかイラストだったかは分からないが、勝鬨橋が八の字に跳ね上がり、その間をはしけが、ポンポンポンと焼玉エンジンの音を響かせ通うありさまが浮かんでくる。
曲は明治29年に作られたそうで、勝鬨橋は昭和の完成らしい。
開閉式の橋が跳ね上がる姿を団塊の世代は皆、絵か写真で見たことがあるはずだ。
しかし、この橋の上を都電が通っていたとは最近まで知らなかった。
瀧廉太郎の「花」とともに隅田川を歌った曲かなと思ったら、「港」の舞台は宇品港とのこと・・とすれば、唱歌「港」と「勝鬨橋」は結びつかないようだ。
月に数増す船の影より、今はライトアップが青く、夏は花火に映える。
(写真)勝鬨橋
~ かちどきは 花火と高層 借景に ~