0343 ナショナルのホーロー看板
最近は “省エネ” より “エコ” という言葉の方がよく使われるようになっている。
電球も、その象徴的な物だろう・・従来の白熱灯電球が悪者の如く評され、業界は桁違いに長寿命で消費電力の少ないLED電球の普及に躍起になっている。
だが、価格の方も桁違いでは普及に時間がかかりそうだ。
各戸に数個づつある電球だから、政府が補助金を出しても、決しておかしくないと思うのだが・・
車・家電・太陽電池・エコ住宅よりも優先順位が高くてもよいと思うが、電球数個では補助金を出しても経済効果を見出せないのだろう。
スッキリした東芝のホーロー看板 “マツダランプ”ブランドの看板
昭和30年代と思えるが、「ナショナル電球」 と 「東芝ランプ」のホーロー看板はそれぞれ 「松下電器産業」 と 「東京芝浦電気」 時代のものだ。
「パナソニック」 と 「東芝」 になった現在、ロゴマークにもなつかしさを憶える。
ホーロー看板は距離を隔てても視認できるように単純明快な広告だが、ナショナルのは “一番よい電球・・・” “電球はナショナル” など電球とロゴマークが重複し現在の感覚からすると、かなり、お粗末に感じるのがかえって素朴でよい。
その点、東芝ランプの方はすっきりしているが、当時のシェアは果してどうだったのだろうか?
“明日をつくる技術の東芝” と “明るいナショナル” の昭和時代・・
TVの『サザエさん』と『水戸黄門』が思い浮かぶが、どちらも平成の今も続いているのには頭が下がる。