団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

ホーロー看板⑫ アースかとり線香・殺虫剤

2010年06月13日 | Weblog

0349 アース渦巻(由美かおる)

「アース渦巻」由美かおるのホーロー看板は、ライバル「金鳥蚊取り」とともに日本中で見慣れた看板だった。
金鳥は、正方形を45度回転させ菱形に掲示し注目度を上げたのか・・それとも雨が流れやすくするための工夫だったのか・・?
    
  どの看板も傷み具合は似たような感じ
「アース渦巻き」は水原 弘の「ハイアース」とペアで並んでいた記憶がある。
現在では地方へ行っても、家屋が建て換えられているので、昔のままの風景の中でホーロー看板を見ることはほとんど不可能だ。
見られるとすれば、むしろ都市部で居酒屋などのアイキャッチャーとして貼られている事が多い。
これらのホーロー看板も東京で採取したものだが、中年以上には確かに懐かしいものであり、昭和を思わせてくれる。
由美かおるは、最近まで“水戸黄門”(お銀⇒お娟)役のレギュラーだったが、彼女の入浴シーンは何回演じられたのだろうか?
今後、この看板を見ると必ずTVの“お娟”を思い出すだろう・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホーロー看板 ⑪ 酒・ビール 

2010年06月05日 | Weblog

0348 「神聖」のホーロー看板

昭和の時代、日本酒や焼酎のホーロー看板はよく見られたが、ビールのはそれほどでもなかった。
日本酒の場合、大きな酒屋には見事な木製の額のような“金看板”が銘柄を連ねていた。
しかし、酒もビールも看板よりポスターの方が多く、日本酒は和服姿の美人画、ビールは健康的な女性がジョッキを掲げてにっこりしている姿が定番だった。

日本酒 『神聖』 のホーロー看板は関東地方以北でよく見かけた気がする。
喜劇役者の伴 純三郎が 「かぁ~ちゃん!一杯やっか・・?」 というCMでお馴染みだった。
多分山形県の酒なのだろう・・“伴純”だから・・と思いきや・・何と伏見の酒だった。
この酒は地元関西よりも関東で好評だったのではないかと思う。
その辺は 『剣菱』 と同じかも知れない・・灘の銘柄でありながら地元より関東で人気があるのは関東好みの辛口だからと思える。
清水の次郎長が好んだ 『剣菱』 が “灘の生一本” と知ったのは東京へ来てからのことだった。

縦長ホーロー看板の 『小鼓』 はボクの田舎の丹波の銘柄で、たしか高浜虚子の命名とレッテル(ラベル)に印刷されていた記憶がある。
 
 (上)丹波の銘酒 「小鼓」   (下)タカラビール
 
同じく縦長の『タカラビール』はフランキー堺がドラムを叩くCMで記憶にのこる。
しかし、昭和40年頃にはなくなっていた・・北欧風で色も味も薄いサントリービールの登場と入れ替わりにビール市場から退場した。
未成年だったから、そんなに呑んでいないが、“甘口” のビールだった気がする。
いずれも “昭和の味わい” だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする