盛り塩(元吉田天神社 元吉田町36°21'25.8"N 140°29'17.8"Eあたり)
塩を円錐形に盛って、厄除けや魔除けとしたそうです。盛り塩の風習は、奈良、平安時代に既に行われていたそうですから、古い歴史があるようです。塩は、食品の腐敗を防いだり、傷の洗浄などに使われたりしたようなので、清めるというという意味を持ち、信仰の場でも清めや祓いの素材として使われたのでしょう。写真は、天神社拝殿の戸口に置かれた盛り塩です。
籠目(かごめ)模様(R4水戸黄門まつり)
竹を編んだ籠で見られる三角形を基本とした連続模様は、籠目模様といわれ、写真の半天のように、いろいろなところで使われているようです。凝視する目は魔を払う力があると考えられたことから、この模様は、たくさんの目と見られて、魔除けとなったようです。
獅子舞(水戸八幡宮 八幡町8-54)
獅子舞は、神楽の一種で、古くからあったようですが、広まったのは、室町末期から江戸初期の、魔除けの獅子舞をともなった伊勢大神楽によるともいわれているようです。獅子に頭をかんでもらうと魔除けになるともいわれているようです。写真は、水戸八幡宮節分祭(追儺式(ついなしき))で行われた獅子舞です。
狛犬(弘道館鹿島神社 三の丸1-6-29)
神社は清浄な神域ですから、狛犬は魔の侵入を防ぐために置かれるのでしょう。日本には獅子として飛鳥時代に入ってきたようですが、その後、角のない獅子と角のある狛犬で一対となり、さらに今のように獅子の名残を残しつつ狛犬2匹になったようです。左右が阿吽の形になっているようです。
ナンテン(水戸市植物公園 小吹町504)
ナンテンという名前は、中国名の南天燭からきたようです。シャレ好きの日本人が難転(難が転じる)と見たてたのでしょう。江戸時代には魔除け、火除けとして家の鬼門の方角に植えたそうです。ナンテンは、繁茂しすぎて困る木でもあるようです。
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