師走も残るところわずかな偕楽園の風景を見てきました。今日は風もない好天の散策日和で、のんびりと園内を見てくることができました。
霜
昼ころに行ったのですが、土手の日陰では、まだ霜が見られました。リュウノヒゲらしい葉には霜が一面についていました。また、地面では大きな霜の結晶も見られました。
ウメ・虎の尾の蕾
早咲き品種という虎の尾の蕾は、少し気温が上がればすぐに開きそうなくらいにふくらんでいました。同じ早咲きの水心鏡も同様でした。写真のように、すでに花の蕾は枝一杯についているようです。両方とも白い花だそうです。
ロウバイの蕾
早いものは12月から咲くらしいロウバイの蕾も大きくなっていました。ロウバイは、春の到来を感じさせる黄色い花の中でもトップクラスの早咲きのようですが、今から開くのが待たれます。写真のように、この木はまだ葉がたくさん残っていました。
ウメの選定作業
広い偕楽園の梅林ですが、たくさんの庭師の人たちが入っているようで、もうだいぶ剪定は進んでいるようでした。ウメの剪定は、「梅切らぬ馬鹿」といわれるようですが、そうとう大胆に行われているようでした。
石碑にうつる影
葉がないので、木の影を眺めるのも冬の楽しみのようです。地面に落ちる影だけでなく、写真のように石碑などにうつる影もおもしろいものです。写真は関新平の「遺徳之碑」です。
シジュウカラ
梅の根元にシジュウカラがとまっていました。昆虫が主な餌のようですが、冬でも地面近くでは捕らえることができるのでしょうか。近くでは、地面にとまっているツグミも見かけました。
ハギの切株
花の終わったハギの木は、さっぱりと伐採してしまうようです。秋に囲いの部分いっぱいに茂っていたハギが、株だけになっていました。毎年のことなのでしょうが、ハギは翌年になるとまた繁茂するようで、生命力が強いようです。