ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の鳳凰(1)

2020-07-08 20:21:42 | 水戸
 鳳凰(ほうおう)は、古代中国の神話にある、聖徳の天子が出現すると現れるという霊鳥で、麒麟、亀、龍とあわせて四瑞として尊ばれたそうです。日本では、頭とクチバシが鶏、首が蛇、胴体前部が麒麟、胴体後部が鹿、背が亀、尾が魚に似ているとされているそうです。「鳳」がオスで、「凰」がメスともいわれるそうです。鳳凰は、めでたい霊鳥、瑞鳥としていろいろなところで使われるようです。
 
 
 

懸魚(天徳寺 河和田町914-1)
 本堂入り口にある向拝屋根の装飾的な唐破風につけられた懸魚(げぎょ)(兎の毛通し(うのけどおし)というようです。)です。この場所には鳳凰をつけることが多いようです。
 
 

 
山車(南町2丁目山車)
 水戸黄門まつりで見ました。山車は飾り立てることが多いので、鳳凰や龍はその絶好な素材になっているようです。多くの山車に鳳凰と龍がつけられています。
 
 



 
鐘(祇園寺 八幡町11-69)
 梵鐘には、龍と天女がつけられることが多いようです。祇園寺の梵鐘には、下の部分である「下帯」の部分に鳳凰や鹿などがありました。鳳凰は60年に一度実る竹の実を食べるそうですので、くわえているのは竹の実なのかもしれませんが、模様が葡萄唐草文なので、葡萄の実なのかもしれません。
 
 



鰐口(六地蔵寺 六反田町767)
 地蔵堂の入口にさがっている鰐口に、鳳凰が左右に配置されていました。
 
 



神輿(南町3丁目信号あたり)
 神輿のてっぺんには、鳳凰か宝珠がつけられるようです。写真は、去年の水戸黄門まつりで初お目見えした神輿に、鳳凰が取り付けられるときの様子です。鳳凰の重さは60kgだそうです。



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