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水戸の見て歩き

水戸の木鼻 (1)

2017-02-12 21:51:51 | 水戸

 柱の上方に穴をあけて、横木を差し込み、その突き出た部分に彫刻をほどこしたものを木鼻というようです。木端(きばな)という意味のようですが、それが転じて、木鼻という書き方になったようです。初めは単純な装飾だったようですが、だんだんと植物的な模様が彫られたり(禅宗様)、鼻からの連想から、獏(バク)、象(ゾウ)、獅子(シシ)などの動物が彫られたり(大仏様)したそうです。初めは、横木の突き出た部分に彫刻を施したようですが、時代とともに彫刻したものを差し込むようになったそうで、それを掛け鼻というそうです。

 

植物模様 水戸八幡本殿(重文 八幡町8-54)

 

植物模様  仏性寺(重文 栗崎町1984)

 

植物模様と象  水戸八幡拝殿(八幡町8-54)

 

獅子  鷲神社(千波町1945-1)

 

獏  桂岸寺(松本町13-19)

 

獅子と獏  十一面観音堂(鯉淵町481)


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