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水戸の見て歩き

水戸の伝説(2)

2016-07-30 20:54:03 | 水戸

                               (写真は六地蔵寺の大杉)

六地蔵寺の大杉
 六反田町767 029-269-2211
 寺の建て直しのために、大杉を伐ろうとしたところ、きこりに火事だという声が何度も聞こえてきたそうです。気になって家に帰ってみると自宅は焼け落ちていて、きっとあの杉には仏が宿っていて伐るなといっていたのだと思い、きこりはその後木を伐ることをやめてしまったそうです。

常陸の湯
 加倉井
 源義家が奥州に向かう途中に、加倉井に立ち寄り、篠竹2本を矢にして射たところ、そこから水が出たそうです。臣下に浴びさせると疲れが取れたそうで、隠井(かくらい)と呼ばれたそうです。また、日蓮が養生をするために、以前、小松原の法難での傷を癒やした加倉井の常陸の湯に行こうと、東京池上まで来たものの、そこで死去したということです。常陸の湯は廃業してしまったそうです。


神応寺の蹴上げ観音
 元山町1-2-64 029-221-7772
 九州に観音を信仰する母と、無信心の息子がいたそうですが、ある夏、雷が母のいた家に落ちて、帰った息子が見たところ、母は無事で、観音が左足で雷を蹴り上げた姿をしていたそうです。改心した息子は母の死後、その観音を背負って諸国を行脚し、神応寺の前身、藤沢道場へ寄進して立ち去ったそうです。

雷神さんのささら
 元山町1-1-57 029-221-2323
 一盛(いちもり)長者が源義家に滅ぼされたとき、家来によって運び出された獅子頭(ししがしら)がその後転々として、向井町の人達に保存されて、別雷皇太神(べつらいこうたいじん)に奉納されたそうです。竹の棒に付けられた三匹の獅子が舞う、棒ささらだそうです。

美女丸
 元吉田町682(薬王院) 029-247-6266
 源義家が奥州に赴くとき、家来の中の若い武士の恋人が、そのあとを追って、常陸まで来ましたが、一夜の宿を願った家で既に軍が出発したことを聞き、この先は女の独り旅は無理とのことで、薬王院に琵琶と守り本尊の観音を奉納して京へ帰ったそうです。宿を願ったのは吉沼町の福田氏という旧家で、美女丸という小さな地蔵があるそうです。


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