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水戸の見て歩き

水戸・百樹園の樹皮(1)

2020-10-03 20:38:36 | 水戸

 昭和8年にできた百樹園は、木がそうとう大きくなっていて、樹皮をみるにはちょうどいい時期のようです。今回は、広葉樹の樹皮を選んでみました。樹皮を見ただけで木の名前が分かるいいなと思うのですが、なかなか難しいようです。

 

アベマキ(ブナ科)
 この木の皮からもコルクを取ったことがあるという、コルク質が発達したどんぐりの木です。でこぼこの樹皮が疱瘡でできるあばたに似ているので、アバタマキといわれたのがアベマキになったそうです。

 

イイギリ(イイギリ科)
 キリの木に似ていて、葉で飯を包んだので付いた名前だそうです。樹皮は灰褐色で、褐色の点々が一面にあります。落花の頃は地面一面を花が敷き詰め、秋の赤い実は沢山たれ下がるそうです。

 

イチョウ(イチョウ科)
 樹皮はコルク質が発達して、縦に浅く裂けるそうです。イチョウ科は中国渡来で、イチョウ科はこの1種だけだそうです。

 

カキ(カキノキ科)
 樹皮は灰褐色で、横縦に四角っぽく細かく裂けるようで、成長とともにはがれるそうです。

 

カリン(バラ科)
 樹皮は灰緑褐色で、皮が鱗片状に剥がれて、かのこまだらの模様になるそうです。

 

キササゲ(ノウゼンカズラ科)
 樹皮は灰褐色で浅く縦に裂けるそうです。実がササゲに似ているので付いた名前だそうです。

 

クスノキ(クスノキ科)
 樹皮は暗褐色で、縦に短冊状にやや深く割れるそうです。樟脳がとれて、葉も材も良い香りがするそうです。

 

コナラ(ブナ科)
 樹皮は灰褐色で、縦に不規則な裂け目があるそうです。アベマキも同じ科で同じコナラ属だそうですが、樹皮の様子は大分違います。

 

センダン(センダン科)
 樹皮は紫黒褐色で細かく縦に裂けるそうです。樹皮や根皮は、苦棟皮(くれんぴ)といって駆虫薬になるそうです。

 


ユリノキ(モクレン科)
 若木の頃は滑らかだそうですが、灰褐色で不規則な裂け目ができるそうです。成長が早く大木になるそうです。

コメント
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