水戸には、木造で江戸時代以来の伝統を残している蔵が少しですが残っています。ぶらっと歩きをしていて、これはすごいなあと思う最上級のもののうちのひとつです。こうした蔵々が残っていくことを願わずにはおれません。
河和田町
昔、武家だった家に残る蔵です。土台が駄目になったため、上部を動かして補修してからもどしたそうです。
上国井町
去年の水害で被災したのかのしれませんが、よい形で残っています。
大塚町
これもよい形で保存されている蔵です。生垣で全体が見えないのが残念でした。
渡里町(わたりちょう)
大きな蔵で、2方向に軒がつくられています。大棟熨斗瓦(おおむねのしがわら)が10段になっています。妻側は下目板張り(板の下端がその下の板の上端に少し重なるように張る張り方)になっています。
大足町
比較的小さな蔵で、現在住宅になっているようです。建物側面の妻側に突き出た棟木には漆喰が塗られ、そのあたりは白壁になっています。