今回は明神(みょうじん)鳥居を選んでみました。鳥居は、神明(しんめい)鳥居と明神鳥居が多いようですが、おおざっぱに見て、水戸では前者が4、後者が1のようで、数の点では神明鳥居が一般的なようです。明神鳥居の特徴は、笠木が反り返り、笠木と島木の両端が襷墨(たすきずみ)というそうですが斜めに切られ、その下にある貫(ぬき)が柱を突き抜け、額束(がくづか)があるといったことのようです。
鹿島神社(鯉渕町2924)
額束に神社名が書かれることが多いようで、神社の名前がよく分かって私などにはありがたく感じます。本殿の彫刻が凝っている神社です。
鹿島神社(内原町 36°22'01.7"N 140°21'09.4"E)
ここにも石製の額塚があります。天正4年(1576)創建の神社で、例祭は11月16日だそうです。
千束稲荷神社(酒門町4192)
大正14年に創建されたものの、その地に陸軍航空通信学校が建設されるということで昭和14年に今の地に移った神社だそうです。平成5年に今の姿になったようです。
くれふしの里古墳上の神社(西側上り口)
古墳の上に置かれた石祠へ向かう参道入口に建てられたらしい、柱の太い、小さいながらどっしりとした鳥居です。
香取八幡神社(川又町561)
笠木と島木が、中ほどで継がれていますが、少しずらすのが形式のようで、この形の鳥居はよく見られます。