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水戸の見て歩き

水戸の地蔵(6)

2020-05-14 20:07:05 | 水戸

 今回も、建てられた年号のわかる地蔵として、比較的古いものを選んでみました。多くはお墓として建てられもののようです。年号が彫られているのは、光背部分と、裏側が多いようですが、光背が大部分のようです。お墓以外の地蔵は光背がない場合が多いようで、それだけに建てられた時期がわかりづらいようです。

 

宝蔵寺(谷田町633)
 正徳6年(1716)とあります。4代綱條(つなえだ)時代です。境内にある延命地蔵堂脇の石造物群の中にあります。女の子の墓石のようです。

 

薬王院(元吉田町682)
 享保4年(1719)とあります。4代宗堯(むねたか)の時代です。これも上同様の合掌形の地蔵像です。墓地入口にある無縁供養の石造物群中にあります。

 

東蔵寺共同墓地(平戸町392)
 寛保4年(1744)とあります。5代宗翰(むねもと)の時代です。たぶんこれもお墓でしょう。

 

八坂神社(高田町209-1)
 延享2年(1745)とあります。これも5代宗翰(むねもと)の時代です。宝珠と錫杖(しゃくじょう)を持った姿です。年号は背後にあります。写真右後ろは、半分埋まった光明真言供養塔です。

 

田谷町信号脇(県道63号線沿い)
 安永3年(1774)とあります。6代治保(はるもり)の時代です。左側は、「田谷邑(むら)中」とありますので、講中で建てた地蔵なのでしょう。道角にあるので、道祖神の役目も持っていたのではないでしょうか。

水戸の地蔵(5)

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