イネ科の野草が花盛りです。園芸品種のコバンソウをのぞいて、みな派手ではなく、似たような姿なので、どれもあまり目につく花ではないようですが、よく見るとそれぞれに個性があるようです。
カラスムギ(酒門町国道六号線土手)
カラス、イヌ、スズメ、ネズミなどという字が頭につく植物は、たいてい、人間には役に立たないという意味があるようです。それでも、カラスムギは食べられるようで、その改良種にはエンバクがあるそうです。
コバンソウ(のぎく保育園(酒門町5038)道向かい)
明治時代に移植された園芸植物のようで、意外に古い渡来植物のようです。花穂が小判に似ているので付いた名前のようですが、そうとう野生化が進んでいるようです。
シバの花(偕楽園 常盤町1-3-3)
再開された偕楽園へ行くと、庭のシバが満開でした。「繁葉草(しばはぐさ)の意か」と、大言海にはあります。
チガヤ(城東 桜川土手)
群生した白い穂が風になびく姿はきれいです。むかしはツバナといっていたそうです。
ネズミムギ(東台 桜川土手)
明治時代に牧草などとして入ってきた植物のようですが、今は広く生い茂っているようです。花のついている茎がくねくねしていて、見て楽しめます。