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水戸の見て歩き

水戸の梅の話題(16)

2020-03-05 19:32:58 | 水戸

梅花びら(佐藤中陵パンフレット 水戸市植物公園 小吹町504)
 水戸市植物公園におかれている「佐藤中陵(ちゅうりょう)と薬草」というパンフレットを見ると、江戸時代の本草学者・佐藤中陵の「中陵漫録」という著書に、白梅の半分開いた花を採って、箱の中に梅干しの肉を敷いて、その上に花を並べて密閉し、夏の盛りのころに取り出して、酒や白湯に浮かべて飲むと馥郁(ふくいく)とした香りが楽しめるといったことが書かれているというようなことがありました。

 

黄門枝垂(笠原町 県庁正面道向かい、すぐ西の道路を南下約100m)
 偕楽園には、烈公(9代徳川斉昭)梅(れっこうばい)はあるのですが、2代義公(光圀、黄門)を冠した梅を見ることはありませんん。そうした梅の品種はあるのだそうですが、花が小さいから梅林には植えていないというような話を聞きました。この写真は、黄門の名がついた枝垂れ桜の若木のようで、笠原町で見ました。

 

大神輿(和泉町1あたり)
 去年その大きな姿を現した、水戸の大神輿の屋根の四方には、梅が3輪ずつ施されていました。たいへん重量感があって、はなやかな神輿でした。早くコロナ騒ぎが収束して、今年も無事にかつげますよう。

 

偕楽園の香り(偕楽園 常盤町1-3-3)
 明治32年にはじまる偕楽園の梅を見る観梅列車が運行されるようになる前には、梅林の周辺にあった麦畑に寒肥をまくのが花の時期だったので、梅の香りより臭気の方が強くて、桜山の方がにぎやかだったという話があるそうです。今では考えられないことですが、そういう時代もあったということのようです。今の敵は寒肥よりもコロナのようです。写真は2月28日に撮りました。

 

梅の模様(釜人 鉢の木 南町3-6-28)
 菓子店正面の壁上面に、小さな雨除け屋根をつけた梅花の模様がありました。その上の窓とともに、白黒の対比がきれいなデザインになっていました。

水戸の梅の話題(15)

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