ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の懸魚(1)

2017-04-18 21:57:07 | 水戸

 横にのびる建物の左右の側面部分を妻といい、その妻の屋根下の部分をおおって、横材(棟木や桁)の外に出ている部分を保護するとともに、装飾の役目も果たしているものを、懸魚(げぎょ)というのだそうです。かつて、実際に魚の形をしていた時代もあったようですが(日本には魚そのものの懸魚はないそうです)、水に縁のある魚を飾ることによって、火事から建物を防ぐ意味があったようです。

 

 鹿島香取神社本殿(青柳町434) この形は蕪(かぶら)懸魚というそうです。一番多い形だそうです。写真の文字は、懸魚の部分名称です。

 

 水戸城薬医門(三の丸3-10-13)  この形は猪の目(いのめ)懸魚というそうです。左右にあるハート形の穴を猪(いのしし)の目と見立てたそうです。

 

 香積寺(渡里町111)  この形は猪の目(いのめ)懸魚というそうです。

 

 宝蔵寺(谷田町633)  この形は猪の目(いのめ)懸魚というそうです。

 

 光円寺(酒門町52)  この形は三花(みつばな)懸魚というそうです。蕪などの形が3つついたという意味だそうです。

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