ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の城下町マップで見る銀杏坂

2016-11-11 22:58:39 | 水戸

 JR水戸駅北口を北西方へ行く道は、今の三の丸小学校に登る道の入口あたりで突き当たりになっていて、左の旧銀杏坂をのぼるようになっていたそうです。旧銀杏坂は、写真赤線の中央のもので、現在の銀杏坂は、左側のものだそうです。もっとも、今でも中央のものを銀杏坂といっている人は多いでしょう。元禄3年には銀杏坂までが西柵町と定められたそうです。

 今の銀杏坂は明治20年に開削されたそうで、これによって、それまでの柳堤と杉山坂からがほとんどだった上町と下町の通行の便利さがましたようです。郵便局も20年ごろに今の地にできたそうです。この道の開削は、明治22年に開通した鉄道との関係もあるのでしょう。

 地図左上の高台(南三の丸)には、明治時代に、県令・安田定則が豪華な私邸を建て、薬医門(現在水戸一高内)を移築して自邸の門としたそうです。正岡子規が水戸に来たのは明治20年で、「新たに掘り割りし道を通り石階を登」って東照宮に詣でたそうです。野口雨情もこの近くにあった対紅館に下宿していたそうです。このあたりは、水戸の重要な場所だったようです。(写真は水戸市観光協会発行の「水戸の城下町マップ」)

 

 

 

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