日本一周川下り

カヌーで全国一級河川を中心に川下りをした旅日記。
日本一周の楽しいやり方等、カヌーとは無関係に楽しめるでしょう。

 同 【2003年 7月21日】

2006-10-10 03:35:35 | Weblog
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 福島県双葉郡浪江町と言えども(あっ、失礼!)、さすが6号線、車は多い方ではないが、とどまる所を知らない。真夜中でも朝方でも、30秒もしない内に、上り・下りのどちらかが通る。大して気にはならないけれど、音は聞こえていた。
 さぁて、次は阿武隈川だ、その途中、福島市を通った。
 PCのバッテリも十分だし、昼食時間でもあるので、スーパーの食堂で昼食を食べ、旅の整理をしようと、立ち寄ったのが、スーパーS。
 入り口で『お好み焼きいかがですか?』 『お好焼きをどうぞ!』と、言う可愛い声を聞いた。広島県の人間にとって、お好み焼きは普通のこと、いつも耳にする言葉、「ここは福島なのだ!」と言う感覚はつい無くて、無意識に、横を素通りし、食堂の窓側に腰掛けた。

 PC打ちながら、外を見ると、先のお好み焼きの呼び込み嬢が一寸はにかんで、声を掛けている。ふと見ると、その車のナンバー「福山」だ、『えっ、こ、こんな、遠くの福島で、福山ナンバーに出会えるなんて、奇遇!すごい!』と、思い、後で、お話をしようと、気分はそちら。でも、PCも早くやらねばと頑張る。ピーピーピーとPCがなり、充電不足の注意信号、うっかり記憶させていなかった。ヤバイ!と急いで、車へ。充電体制にして、エンジンを掛け、“Enter“キーで今までの画面が出た。『やれ、助かった。これで、記憶できた。』ほっとした所で、彼女の所へ!

 『こんにちは、車、福山ナンバーじゃね~?すごく珍しいことだけど、この駐車場に、2台も福山ナンバーがあるよ!もう一台は私の車。』 『えっ~!』車から、もう一人の女性が降りられた。『あれ~?女性二人でやってるの?ご夫婦でやってるものだと思ってた~!』 『主人は野田町の店で、やっているので、私が出張でやってるの。主人が福山なので、福山ナンバーなんですよ。』 『えっ、福山なの?福山のどこ~?』 『瀬戸町!』 『えっ~、私は津之郷で~!』 『瀬戸のどこね~?』 『山北(さぼく)!』 『何や~、じゃぁ、すぐ、目の前じゃん!国道挟(はさ)んで、お向かいで~。何と、日本は狭いな~!』 『この子は因島(いんのしま)よ!』 『えっ~?因島には、去年、何度も行ったよ~。』 『因島のどこ?』 『重井!』 『重井な~、重井は前にNTTにいた、勝子さんの所じゃ~。「500羅漢」が有るが~、あれへも登ったよ!外の浦へもよ~行ったよ。「水軍祭り」も去年、行ったけど、楽しかったよ~。それにしても遠くから来とるんじゃな~?』 『専門学校へ来てて、勉強中です。バイトさせてもらってるのよ!』と、言った感じで、福山弁が飛び交い、暫く話をする。話せば尽きないし、お仕事の邪魔になってもいけないので、一つ注文し、持ち帰ることにした。

 スーパーSで、鮭の刺身と豆腐を買い、お好み焼きとで、今日は豪華な夕食になること間違いなし。楽しみを抱いて。阿武隈川へ向う。
 福島から少し北へ進むと伊達町とか桑折町などがあるが、橋を目当てに進み、「昭和大橋」へ行きつき、泊地としてもOK。ここに決め、上陸地を探しに下流へ。割と土手道が整備されていて、下見しながら走れて、五十沢と言うところの水門からの流れを少し遡上し、急坂だが土手を登れる、周りの草も刈り取られている所を見つけ、それより下流はすぐに谷が深くなり、距離も長くなり過ぎそうなので、ここを上陸地と決め、自転車を置いて帰った。
《福島県桑折町昭和大橋下泊》

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