西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

「高校球児はとてもかわいそう」その1

2008-07-17 11:16:37 | Weblog
 わたくしは野球の大ファンである。数あるスポーツの中で野球がいっとう好きです。阪神タイガースを応援し続けて31年という熱烈なベースボール支持者です。しかしわたくしは高校野球の甲子園大会の廃止論者でもあります。それはなぜか?
 まず第一にマスメディアがキャーキャーと大げさに取り上げすぎである。たがが高校生の部活動のひとつになぜあれほど注目するのか? それがわからない。新聞を見れば地方予選から写真入で詳細に報道しているし、朝日放送も放映している。どうして、「高校野球をしている」ただそれだけでメディアに載るのであろうか。高校生の部活動といえば水泳だって卓球だって書道だって新聞部だってあるぞ! 教育の機会均等はどうなっておるのだ。
ただしことわっておくが、高校球児が悪いわけでは全くない。好きな部活動に打ち込むことは全然悪くない。(ちなみにわたくしは帰宅部でした)悪いのはまわりの大人である。いくら野球が国民的に人気があるといっても、あまりにもやりすぎである。視聴率が取れればいいのか? 新聞の購読者が増えればいいのか? それでは国技である相撲の立場はどうなっておるのだ!? 
だいたい若い頃から周りにちやほやされるのは、教育上まったくよろしくない。新聞にちょっと載るだけでも相当の人に知られるし、ましてやテレビでインタビューなどされた日には地元のスターになってしまう。(わたくしも以前ちょっとだけ新聞に載ったことがあるが、そのことを近所の人はみんな知っていた。マス・メディア恐るべし!)そうなると世間知らずの若者は鼻高々状態になって増長するのは当たり前なのだ。長年、強豪高の監督をやっているおっさんなんかは、だいたいものすごくエラソーで傲慢そうに見えるのは、わたくしの偏見でしょうか? 
そしてわたくしが一番頭にくるのは、全国大会を某国営放送が完全生中継することだ。冷静に考えれば、どうして高校生の部活動の大会をずーっとだらだらと放送しなくてはならないのだ? 毎日放送や朝日放送ともバッティングするし・・・・・・放送の中立性を保つならば、弓道とか水球とかのマイナーな競技を取り上げてみろといいたい。それから開会式とかに文部科学大臣とかがきて祝辞をのたまうのも気に入らない。教育の危機が叫ばれて久しいのに、差別教育丸出しの甲子園大会に出てきて、嬉しそうにわけのわからんことを言うな!他に仕事があるだろ、国民の税金を無駄遣いするなと叫び倒したいのだ!
 (その2に続く)
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