生まれた時から
大人だったんじゃないかと
そんな風に感じてる
自分が高校生だった時がある
ということに実感がわかないのだ
その記憶らしきものは
昔、絵本で読んだことがある
という程度のもので
その主人公は自分ではない
今からここから
何かあっても逃げないという決心で
自分に言い聞かせてきたからかもしれない
それが
母校の高校のブラスバンドの演奏で
しっかり閉じられていた記憶のドアが
開いた音を聞いた
「校歌、懐かしいね」
隣にいた友人がにこにこしながら
話しかけてくる
そういえば
この友人は同じ高校だった
部活中はいつもブラスバンドの曲がBGMで
つらい練習にも頑張ってたり
何がおかしいのかたわいのないことに
友だちと笑ってばかりだったり
楽しくて懐かしい高校時代
まるで音のしない世界にいたのに
大きな波に飲み込まれていたのに
生きてきたを感じた瞬間だった
そうだった
私にも高校生だった時がある
大人だったんじゃないかと
そんな風に感じてる
自分が高校生だった時がある
ということに実感がわかないのだ
その記憶らしきものは
昔、絵本で読んだことがある
という程度のもので
その主人公は自分ではない
今からここから
何かあっても逃げないという決心で
自分に言い聞かせてきたからかもしれない
それが
母校の高校のブラスバンドの演奏で
しっかり閉じられていた記憶のドアが
開いた音を聞いた
「校歌、懐かしいね」
隣にいた友人がにこにこしながら
話しかけてくる
そういえば
この友人は同じ高校だった
部活中はいつもブラスバンドの曲がBGMで
つらい練習にも頑張ってたり
何がおかしいのかたわいのないことに
友だちと笑ってばかりだったり
楽しくて懐かしい高校時代
まるで音のしない世界にいたのに
大きな波に飲み込まれていたのに
生きてきたを感じた瞬間だった
そうだった
私にも高校生だった時がある