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格安PC用スタンドマイクとマイクアンプの製作 その4 マイクアンプ

2023年03月16日 | アマチュア無線
さて、格好の良いマイクカプセルを取り付けたスタンドマイクが出来上がりました。 マイクの音量はどうなんでしょう。

まず、最初に作ったSC1815一石を使用したマイクアンプ(下記)だが、無線機のメモリーに録音した音量が思わしくない。 かなり大声でしゃべらないと良く聞き取れないのだ。 前にテストした時には綺麗に聞き取れたのだが・・・
考えられる原因は・・・
・マイクカプセル、スタンドのフレキシブルチューブに問題?
・マイクアンプ回路に問題?
・インピーダンスの相違?

マイクアンプ回路: 赤字の2.2KΩとは、ECM部品の出力インピーダンスに合わせるのか、無線機の入力インピーダンスに合わせるのか? よ~分からん!

そこで、更にネットで調べたところ、どうやらインピーダンスが無線機と合っていないのではないか、という点に行きついた。

ECM部品の仕様では、出力インピーダンスは2.2KΩとなっている。 これを受けるマイクアンプの入力インピーダンス(上図赤文字の抵抗)で2.2KΩを受けるのが良いのか? 無線機のマイクロフォンインピーダンスは600Ω(200~10KΩまでOK)となっているのだが・・・

では、製作するコンデンサーマイク(マイクアンプ)の出力インピーダンスを600Ωとするにはどうすれば良いのか・・・これが分からんのよ!
やっと見つけたのが下記URLのサイトです。 JR2JHGさんのカスタムマイクというサイト。


ついでにコピーさせてもらっちゃいますけど、こういう回路図が見つかりました。 インピーダンスを無線機に合わせる方法も書いてありました。 詳しくは参考サイトの方をご覧ください。
インピーダンス整合用回路図

この回路図のRの値を無線機のインピーダンスに合わせる、と書いてありました。 そこで、ブレッドボード上で作ってから無線機に繋いでみると、まあ驚きです。 30㎝離れて軽~くしゃべった声もきちんと録音されます。
Rの値を無線機インピーダンスの600Ωに合わせて作りました。 ちょうど良い抵抗部品が無かったので、1.2KΩ抵抗を2本並列に半田付けしたものを作って回路を組みました。 これくらいの知識はあるんです・・・Hi

トランジスタで増幅することなく、インピーダンスをRで合わせてだけでマイク感度は抜群に良くなりました。

実はその前に、最初の1石マイクアンプの赤字で書いてある2.2KΩ抵抗をこの600Ω抵抗に変えたアンプも作ってみたのですが、やはり音量は大きく録音されることは無かったのです。

結局、マイクアンプは取り外し、上記JR2JHGさんの回路図通りのものを作って内部に収めてあります。

JR2JHGさんの回路を繋ぎました

30㎝離れて軽くしゃべっても、はっきりと聞き取れる音声が無線機に録音できました。 遡って考えてみると、最初に買った状態の¥500スタンドマイクに、この回路を繋げば良く聞こえるようにったのかも知れません。 でも、今回の様に、格好の良いグースネックスタンドマイクを作りたいという欲求が満足できたので良しとしましょう。 マイクについても知識が溜まったし。

見てよ!これ、格好いいでしょう!?

ということで、格安PC入力用スタンドマイクの無線用スタンドマイク化が無事に完了しました。 明日からは、これでQSOを楽しみたいと思います。 実際の聞こえ具合はお相手からお聞きすることと致します。

最後にインピーダンスということに関して、うまく説明されているサイトも見つけましたので参考までにご紹介しておきます。 

タックシステム株式会社様のサイトです。

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