Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

覗いてみた コンテストの世界

2024年03月13日 | アマチュア無線
アンテナも増えてきたし、そこそこQSOが出来るようになってきたので、そろそろコンテストにでも出てみようかナ、なんて気が起こった。

コンテストに関してはいろんな疑問があったのだ。 今回は特にCWに関して・・・

JARLに入っていないと何が起きる?
JARL主催のコンテストと、それ以外のコンテストがある。 JARL主催のコンテストは誰でもQSOには参加できるが、会員でないとコンテスト商品や表彰は要求できない。   Turbo Hamlogを開設する時点のみ自分用のパスワードが xxxxx@jarl.com 宛てに届くので、その時点のみJARL会員である必要はあるが、開設後はその限りにあらず。 CTESTWINの設定はJARL会員である必要は全くない。
JARL主催でないコンテストが多数あるので会員でない方はそちらに参加すれば何も問題はない。

DXって何? 
Distance(長距離)とか、海外との間ででQSOすることを言う。 特にCWでは国際的なDXコンテストが多数存在するのでこれに参加するのも手である(電波が届けばね)。

どんな感じで交信するの? (YOUTUBEに事例多数あり)
CW: ”CQ CQ TEST DE(自分のコールサイン)TEST” で呼び出す。 
SSB:  “CQ CQ コンテスト こちらは(自分のコールサイン) コンテスト” で呼び出す。 

コンテストナンバーの交換でQSOが成立する。 コンテストナンバーはRSTに続けて、自然数(599001、599002)とか、自治体コード(59912 千葉県の場合)、+送信出力コード(599001M、59912Mなど)など、主催者によって発表される。 それだけだから普通の599BKに似ている。 コンテストナンバーを送りあったら終了し次のコールに移るので味気はない。 QTH、Name、天気、Rig、QSLカードは、なんてものは交換しない。 数を稼ぐことが目的なので、あっさり次に行く。

コンテストに応募するには? 
QSOの結果をログシートにして主催者に送る。

CWのデコードはどうやる? 
599BKと同等の短い交信だから、相手のコールサインとコンテストナンバーさえ耳で複号できれば、問題なく交信できる。 が、それも不安な初心者は複号ソフトの援助に頼ることができる。 DSCW(Degital Sound CW)というのがある。

ロギングはどうやる? 
Turbo Hamlog、CTESTWIN、その他のソフトでロギングできるが、CWデコード、CW自動送信、ロギング、を一連の操作でできるインターフェースも作れる。

下記はCWデコードソフトとロギングソフトの一例である。
以下では、コールサインだけは手入力するか、デコード画面からDragして選択する必要がある。

(デコード)               (ロギング)
・DSCW ==>  F6(QSO)ボタン ==> Turbo Hamlogに自動記入   

・DSCW ==>  F6(QSO)ボタン ==> CTESTWINに自動記入

上記いずれを呼び出すかはDSCWの設定画面で指定できる。

・DSCW ==> F6ボタン ==> CTESTWINに自動記入 ==> 後でTurbo Hamlogや他のログソフト、ログシステム(LoTW、eQSL、fQSL、等)にログを一括登録

その他、後でADIF形式の出力を介してログを他のソフトに一括登録することもできる。

PCでCW打鍵できる?
次のPCソフトはファンクションキーやボタンを押すだけでCWを送信できる。
それぞれ無線機とのインターフェースを設定する必要がある。 

(PCソフト) (自動送信)
・DSCW    PCで入力した文章、あらかじめ登録した文章をマクロキーを
        押すだけで送信できる機能がある
・CTESTWIN  PCで入力した文章、あらかじめ登録した文章を機能キーを 
        押すだけで送信できる
 
スプリットQSOって? 
受信周波数と送信周波数をずらして交信するやり方。
コンテストではCQを出すと一度に多数の返信が来ることが多い。 この状態をパイルというが、パイルになるとワーワーうるさいので個々のコールサインの聞き分けが難しくなる。 パイルになっちまったら、CQを出す側が1UPとかUP10とかを送信し、送信してから受信周波数を1Hzとか10Hzとか上にずらしてコールしてくる局を聞き分けるテクニック。 無線機に、ずらす周波数幅の設定や、ボタンを押すたびに周波数をずらす、という機能があるのはこのためであったか、と改めて理解した。

今交信中のコールサインや周波数をリアルタイムに表示する機能
世界にはCW Skimmerという人たちが居て、傍受した交信情報をデータベースにアップロードしてくれる。 RBNとはReverse Beacon Networkといって、Skimmerがアップロードしてくれたデータをデータベース化して閲覧させてくれるネットワークで、だれでも無償で使える。

CTESTWINには、インタ―ネットを介してRBNにダイレクトに接続し、現在世界中に出ている局を周波数別、時系列別に、あるいは、JAだけ、7MHZだけとか、選別してリスト表示する機能がある。 コールサインを聞き逃した様な場合、このリストをみて、あ~このコールサインだ、という確認ができたりする。 あ~あの人出てるわ、とか、どこの国のどのエリアが開けているかが分かる。 特に特定のエリアとのQSOが欲しいというようなコンテスト局面で役に立つようだ。

打鍵のヨロコビは?
目的がコンテストへの参加ということになると、打鍵の喜びというよりは、QSO数を稼ぐことが主眼になる。 味気はないものの、手早くかつ簡単に交信とロギングができ、且つ、CWの場合は自動で打鍵ができるCTESTWINの使用は必須になるだろう。 ログの提出までサポートがあるし。 打鍵の喜びはコンテスト以外の日にゆったりと打鍵すればいい。

CWキー局
コンテスト以外でもCWキー局を担当する局は、こういうソフトを使って交信してるんだ、ということがなんとなく分かってきた。 たぶん、PCの前で機能ボタンを順に押すだけで、わしらのような素人CW’erを右に左にあしらっておられる姿が目に浮かぶ。 何百回もQSOするにはこういうソフトが必須なんだよね。 
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3.5 MHz スーパーラド アンテナの防水

2024年03月07日 | アマチュア無線
最近作った3.5Mhz用スーパーラドアンテナ、コイルボビンの直径が9㎝、長さが最終的に42㎝となった。 これを雨の日にも揚げたままにしておくために防水加工を施した。  防水効果としてはPETボトルをアンテナ形状にピッチリと被せたような形となる。 耐久性もその程度。 ちなみにここで使うシュリンクフィルムは塩ビ製である。 

信じられますか? 3.5Mhz用無線アンテナの長さが、たったの42㎝なんですよっ! 3.5MHzは80メートルバンドと言われており、半波長のダイポールアンテナは全長40mの長さになるんです! 我が家には、こんなに長いワイヤを庭にも屋根にも張れません。 だからスーパーラド アンテナなんです。

防水済み3.5MHZ用スーパーラド、たったの42㎝長

表面はこんな感じ、サランラップじゃ~ないよ! 表面はPETぐらいにしっかりしている。

一回り太目の直径10㎝のPVCパイプの中に格納するという案や、FRP防水するという案も、あったのだが結構な重さになる。

ワシのアンテナポールは、1000円くらいの壁塗り用の伸縮アルミポール、長さ3mという代物だ。 ベランダから3m上に上げるには手ごろで丁度良いので使っているが、風の強い日や台風の日は耐久性が悪くなるので降ろす。

色々と思案した結果、シュリンクフィルム(塩ビシート)でカバーするのが手っ取り早いし、軽く仕上がるので、これにした。 リモコンなんかを丸ごとピッチリ、カバーする、あの熱収縮フィルムです。

買う時には四角い袋状の塩ビフィルムで、縦横の長さに余裕を持たせて買う必要がある。 ピッタリのサイズがあればそれがベストです。
今回の場合、スーパーラドが直径9㎝(胴囲約30㎝)、長さ42㎝なので、長さに合わせたら、幅42㎝、長さ60㎝の袋しかなかった。 TEMUのサイトで10枚入り¥500位、春節中なのに注文日から3日で届いた。 
こんな形で届いた

で、加工法は・・・

まず、シュリンクフィルムは縮む際、段差があると、そこで熱で溶けて切れてしまううことがある。 だから段差と言う段差を何らかの形で塞いでおくと安心して熱を加えられる。

まず、トップ: ここは筒状で中空である。 フィルムが切れやすいので、紙で蓋を作り、セロテープで張り付けてシリンダの角を隠した。 その上からシュリンクフィルムを被せるようにした。

このように、太鼓の皮張り?

更にシリンダの重ね代の段差もセロテープで平にならした。
このように段差をなくす

シュリンクフィルムを被せて
このように
ヘアードライヤーを当てたが熱が弱くて縮まない。 ヒートガンがあれば理想的なのだが・・・それもないので燃えないようにキッチンのガスレンジの上であぶった。

このように
すると縮むには縮んだんだが、わらわらになっちまった。

このように、厚みがあるのでPETボトルだと思えば、これでも良いようなもんだが・・・

はたと考えた。 最初に筒にキッチリと巻き付けて、セロテープで動かぬように留めてからガスレンジで熱すれば、ピッチリとできるんじゃ~なかろ~か、と。 で、ピッチリとセロテープで留めた。
このように、あまりピッチリではないが・・・

そしてガスレンジの上で、炎から少し離して熱の加減を見ながら温めていくと、わ~縮む縮む!
このように、多少の皺はあってもいいでしょう

そしてこのように

テッペンは、このように皺皺だが・・・多少の皺はあっても水は入らないので、まあえ~でしょう。 中央の線はフィルム袋の折れ目の部分、くしゃくしゃの皺は四角い袋の角や余った部分がこうなる。 余った部分をあらかじめ綺麗にたたんでテープ留めしてから熱すれば綺麗な形に仕上がると思う。 カットしてカット面を熱圧着すれば綺麗にピッタリカバーできるんだが・・・

雨の日は太鼓打つような音がするだろな~。 皺は丁寧に熱すればなくすることはできます。 ハイ

これで3.5MHZ用スーパーラドも常設できるようになった。 ちなみに防水済み3.5Mhzスーパーラドの重さは保持部も込みで、総重量=525グラムでした。

フィルムが劣化したら、またやり直せば良いしね!
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