Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

3.5 MHz スーパーラド アンテナの防水

2024年03月07日 | アマチュア無線
最近作った3.5Mhz用スーパーラドアンテナ、コイルボビンの直径が9㎝、長さが最終的に42㎝となった。 これを雨の日にも揚げたままにしておくために防水加工を施した。  防水効果としてはPETボトルをアンテナ形状にピッチリと被せたような形となる。 耐久性もその程度。 ちなみにここで使うシュリンクフィルムは塩ビ製である。 

信じられますか? 3.5Mhz用無線アンテナの長さが、たったの42㎝なんですよっ! 3.5MHzは80メートルバンドと言われており、半波長のダイポールアンテナは全長40mの長さになるんです! 我が家には、こんなに長いワイヤを庭にも屋根にも張れません。 だからスーパーラド アンテナなんです。

防水済み3.5MHZ用スーパーラド、たったの42㎝長

表面はこんな感じ、サランラップじゃ~ないよ! 表面はPETぐらいにしっかりしている。

一回り太目の直径10㎝のPVCパイプの中に格納するという案や、FRP防水するという案も、あったのだが結構な重さになる。

ワシのアンテナポールは、1000円くらいの壁塗り用の伸縮アルミポール、長さ3mという代物だ。 ベランダから3m上に上げるには手ごろで丁度良いので使っているが、風の強い日や台風の日は耐久性が悪くなるので降ろす。

色々と思案した結果、シュリンクフィルム(塩ビシート)でカバーするのが手っ取り早いし、軽く仕上がるので、これにした。 リモコンなんかを丸ごとピッチリ、カバーする、あの熱収縮フィルムです。

買う時には四角い袋状の塩ビフィルムで、縦横の長さに余裕を持たせて買う必要がある。 ピッタリのサイズがあればそれがベストです。
今回の場合、スーパーラドが直径9㎝(胴囲約30㎝)、長さ42㎝なので、長さに合わせたら、幅42㎝、長さ60㎝の袋しかなかった。 TEMUのサイトで10枚入り¥500位、春節中なのに注文日から3日で届いた。 
こんな形で届いた

で、加工法は・・・

まず、シュリンクフィルムは縮む際、段差があると、そこで熱で溶けて切れてしまううことがある。 だから段差と言う段差を何らかの形で塞いでおくと安心して熱を加えられる。

まず、トップ: ここは筒状で中空である。 フィルムが切れやすいので、紙で蓋を作り、セロテープで張り付けてシリンダの角を隠した。 その上からシュリンクフィルムを被せるようにした。

このように、太鼓の皮張り?

更にシリンダの重ね代の段差もセロテープで平にならした。
このように段差をなくす

シュリンクフィルムを被せて
このように
ヘアードライヤーを当てたが熱が弱くて縮まない。 ヒートガンがあれば理想的なのだが・・・それもないので燃えないようにキッチンのガスレンジの上であぶった。

このように
すると縮むには縮んだんだが、わらわらになっちまった。

このように、厚みがあるのでPETボトルだと思えば、これでも良いようなもんだが・・・

はたと考えた。 最初に筒にキッチリと巻き付けて、セロテープで動かぬように留めてからガスレンジで熱すれば、ピッチリとできるんじゃ~なかろ~か、と。 で、ピッチリとセロテープで留めた。
このように、あまりピッチリではないが・・・

そしてガスレンジの上で、炎から少し離して熱の加減を見ながら温めていくと、わ~縮む縮む!
このように、多少の皺はあってもいいでしょう

そしてこのように

テッペンは、このように皺皺だが・・・多少の皺はあっても水は入らないので、まあえ~でしょう。 中央の線はフィルム袋の折れ目の部分、くしゃくしゃの皺は四角い袋の角や余った部分がこうなる。 余った部分をあらかじめ綺麗にたたんでテープ留めしてから熱すれば綺麗な形に仕上がると思う。 カットしてカット面を熱圧着すれば綺麗にピッタリカバーできるんだが・・・

雨の日は太鼓打つような音がするだろな~。 皺は丁寧に熱すればなくすることはできます。 ハイ

これで3.5MHZ用スーパーラドも常設できるようになった。 ちなみに防水済み3.5Mhzスーパーラドの重さは保持部も込みで、総重量=525グラムでした。

フィルムが劣化したら、またやり直せば良いしね!
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