ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

年頭所感

2008年01月06日 | サ行
教育の広場、第306号、年頭所感

 年頭所感とはおおげさですが、改革運動の今後について私見を述べたいと
思います。

 1、浜松市政は昨年末の「緊急提言」を受けてどう変わるか、間もなく発
表されるであろう予算案を待ちましょう。

 2、トップのやる気と見識とアイデアが極めて不十分な場合、言う事は言
うのですが、成果はあまり期待出来ないと思います。従って我々の努力は議
員で見込みのある人達に働きかけて行くのが正道になるのではないでしょう
か。

 市議では私の知っている限りでは3人の方(少なすぎます)がブログを出
していますが、田口章市議とその所属会派に期待したいと思います。

 昨年末、その田口市議のブログに「議会の活動の客観的で事務的な報告を
載せてくれないか」と頼みましたところ、反応がありました。これの理解者
が増えて、何人かで協力してやっていく体制が出来るとありがたいと思って
います。

 直前に名乗り出て、大した成果の挙げられなかった花まる組の失敗に鑑み
て、今から3年後の選挙を目指して努力するようになってほしいと思ってい
ます。

 3、静岡県政も昨年の選挙で平成21が躍進しました。その中に浜北区選出
の阿部卓也さんがいて、以前から少し関係を持っています。

 その阿部県議が12月に始めて一般質問に立ちました(その様子は県議会の
ホームページの動画で今でも見聞きすることができます。浜松市議会も早く
こうなってほしいものです)。その質問は7項目から成るものでしたが、私
はまず「地震対策」について取り上げました。

 即ち、「耐震補強の必要な家屋」が多数ありますが、その人達の約8割が
「費用が負担できない」という理由で、補強をしていないのです。それをど
うするかの問題です。

 阿部さんや県庁の方針は「助成」(費用の1部を公費で補助すると理解し
ます)のようです。そこで、私は「助成」では無理だと言いました。ほとん
どの老人夫婦は1円も出せない所まで(小泉改革で)追い込まれているから
です。

 それに対して、阿部さんは、1基25万円のシェルター(6畳くらいの広さ)
が開発されていて、それを配ることになったので、それでいいとの返事をく
れました。

 私は、シェルターで命が助かっても、家が倒壊したら、その後はどこで暮
らすのかと言いました。つまり、シェルターは解決策にはならないと思いま
す。やはり家屋そのものを震度7でも倒れないように補強することが正道だ
と思います。

 耐震補強の費用は最大でも 150万円と聞いていますので、その 150万円の
内、材料費はいくらでその他の費用(労賃など)はいくらか、と聞きました。
まだ返事がありません。

 こうして見込みのある議員との協力を強めていきたいと思っています。

 4、政権交代による国政の転換が今年の最大のテーマであることは間違い
ありません。ここでの問題は、私見によると、組織の拡大強化の重要性を認
識して、その具体策を打ち出せるかだと思います。

 報道もされていますが、民主党が小沢代表の元で躍進したのは、小泉改革
の結果が出てその改革とやらに対する幻想が消えたという外的条件もありま
すが、それを受け止める主体(民主党の組織強化)があったからだと思いま
す(共産党のかつての躍進は故宮本顕治氏の組織拡大の結果であり、創価学
会の今日も池田大作氏のそれによるところが大だと思います)。

 小沢代表のやり方は義理人情的・農村的ですが、ともかく自分のやり方で
やっています。政策論争に明け暮れている青二才とは根本的に違います。

 これからは若い議員たちが組織の拡大と強化の「自分のやり方」を作り上
げるか否かだと思います。私は何人かの人に、カウンター・ホームページを
作る事(役所などに情報公開を迫るだけでなく、調べた情報を体系的にまと
めてネット上に発表すること)、党としての会議を定期的に開き勉強する事
(個人後援会と同時に党活動を強化すること)、ブログで客観的な活動報告
をすること、の3点を提案していますが、今のところ、大した成果は上がっ
ていません。

 5、公正な社会を夢見て半世紀やってきて、どれだけの成果があったか疑
問ですが、残りも少なくなりました。しかし、生きている限り、仕事はもち
ろん続けつつ、社会的発言も忘れないようにしたいと思います。その意味で
インターネットが出来た事は言論で戦う人間にとってはとてもありがたいこ
とだと思います。

 或る人からの賀状に次の文がありました。

 「神奈川県庁の朝は、新聞の切り抜きで始まります。幹部職員は切り抜き
の斜め読みと、スタッフの作った想定問答で何とか1~2年乗り切ります。
これが「ノンプロ」の再生産の仕組みです(牧野さんのブログを拝読して)」。

 ささやかな反響ではあると思います。


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