小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー郷愁

2020-03-17 15:52:03 | Weblog
昨日(3月16日)、所得税確定申告最終提出日でしたが、新型コロナウイルスの影響で申告期限が
4月16日まで延長になった。そのせいかお客さんの一部がノンビリした方がいて資料の提出が遅れ、
16日まで全部申告が出来ず7件ほど残ってしまい、何かスッキリしない16日を迎えてしまいました。
当事務所としては、職員の一人でもコロナウイルスに掛かると事務所が閉鎖になるので、その前に
仕上げようという事で、職員さんは全員それこそワンチームで夜遅くまで頑張ってくれました。
毎年この時期になると、職員さんに対し感謝の念で一杯になります。
話は違いますが、その忙しい時期に、相続税の申告依頼が舞い込みました。被相続人の名前は「渋谷サクイ」
何と私の小学校1年と2年の担任の先生でした。お生まれは、大正14年、私の母は大正13年ですのでほぼ同じ年代です。
小学校1年と言えば入学して心細い時ですが渋谷先生は正に母の様な方でした。運動会のとき私が走っていると大声で「まさおチャン頑張って」と声をかけてくれたり陰に陽にお世話になりました。3年になったとき病気になられ担任が替わりました。
新しい先生が教室に入ったとき、クラスの空気が「何か違う」という微妙に変化した事が今でも思い出されます。
皆にとって、渋谷先生は頼りになる母親だったのでしょう。
本当に偶然ですが、20数年前に税理士会主催の確定申告無料納税相談会場で、渋谷先生が相談者として私の前に座
わられました。ご主人と自分の申告の相談でしたが、私の事を覚えていた様で、何とばつの悪い顔をされてた、その表情が
今でもありありと思い出されます。
今ここに、入学して初めての修学旅行(昭和29年5月27日)の集合写真が有ります。30歳の頼りになる先生の顔。
あどけない、しかし笑顔の無い皆の顔。そして、2年生の時の修学旅行(昭和30年5月5日)は、学校生活に慣れた皆の笑顔。
このクラスは私に任せてと自信漲る先生の顔。郷愁に浸っています。
渋谷先生は、私にとりまして忘れ得ない先生の一人です。
先生の本当に最後の締め。私が責任を持って締めさせて頂きます。
渋谷先生本当にありがとうございました。
合掌