なすがままに

あくせく生きるのはもう沢山、何があってもゆっくり時の流れに身をまかせ、なすがままに生きよう。

本当に恐かった家庭の医学

2005-06-14 22:02:10 | 昭和
何気なくテレビのチャンネルを変えたら「本当は恐い家庭の医学」をやっていた。僕は「またか!」と言う感じで見ていた。この番組は少し大げさすぎる、ちょっとした身体の異変を最重病人にしてしまうからあまり好きな番組ではない。しかし、本日のテーマ「肩こり」に移った時いつになく真剣に画面を注視した。肩こりの中年女性が遂には倒れて病院に運ばれるシーンが登場したからだ。病名は「頚椎椎間板ヘルニア」だった。実は僕は3年前にこれと全く同じ経験をした。しかも、救急車で運ばれたのだ。年末の繁忙期を終えて正月休みもゆっくり休めず昨年の疲れを持ち越したまま仕事をした1月4日の夕方、突然、左手足が動かなくなった、そして、首を動かす事も出来なくなった、しかし、意識はしっかりあった、「しまった!脳血管がやられた」僕はその時思った。そして、近くにいた従業員に救急車を呼ぶように頼んだ。到着した救急隊の人に僕は「多分脳の血管の病気だと思います、血圧も高いし多分そうだと思います」と告げた。救急車で僕は脳外科に搬送された。そして、脳のMRIや検査を受けた、医師の質問にも正常に受け答えも出来た。医師は「脳の写真は全く正常です。それでは、首のレントゲンを撮ります」その結果は「頚椎の3、4がずれています、頚椎椎間板ヘルニアです」と診断された。この病気は加齢により頭を支える首の筋肉が弱くなるのが原因だと説明された。その夜は筋弛緩剤と痛み止めの薬をもらって家に帰る事が出来た。最大の原因は身体に無理を強いた事だった。その3週間前には父の葬儀もあり、タダでさえ超多忙の年末の繁忙期に睡眠時間を惜しんで仕事をした結果だった。次の日僕は整形外科には行かなかった、薬や注射で痛みが取れるのはその場だけた、元から直すには東洋医学しかないと思ったからだ。僕が行ったのは鍼灸治療院だった。そこで僕は生まれて始めて鍼やお灸の治療を受けた、ベットにうつ伏せになっている間に気持ちよくなり居眠りをしたほどだった。腰痛や肩こりは身体を支える腰椎や頚骨の経年変化が原因である、そのためには運動で身体を動かして筋肉をつけるべきだと教えられた、その後の僕は「運動お宅」に変わっていた。今でも、肩が凝る事は時々ある、その時はやはり仕事や運動で無理をしているのだ。だから、仕事は控えめ休息は十分にとるようにこころがけている。肩こりは正直ものである、「無理すんな、お前!」と僕に警告しているのだ。数日前にプログで見た「しろげしんた」さんや「霧雨」さんもお勧めの「低反発マット」を購入した。やはり、本当だった。目覚めが以前よりも気持ちがいい。いいものを紹介してくださった「しろげしんたさん」と「霧雨さん」に改めて感謝です。ありがとう。